2013年7月8日月曜日

屯田の家 建て方 その2


本日は、「屯田の家」の建て方の山場!そう2階の床梁の建て込みです。現場にはクレーンを据え付け、長さ約5mの大きくて重たい梁を吊り上げて建て込みます。

こちらは、建て込む梁の順番を仕切る棟梁。梁の高さ(梁成/通称:ハリセイ)が棟梁のひざより高いのが分かると思います。巾15cm、ハリセイが39cmのカラマツ集成材の大梁。長さは約5mあります。 

奥に赤く、ひときわ大きな梁が見えますがこちらは巾12cmハリセイ45cmの巨大なものです。

写真を見ると梁の大きさがよく分かると思います。従来、住宅のような小規模の木造の梁は大工がかつげることを前提に長さを決めました。しかし最近では、より長く大きなものがプレカット工場で加工できるようになり、更には構造計算の普及で部材の断面はどんどん大きくなる傾向にあります。

なんだか鉄骨の現場のようですが、こんな風にクレーンで長い梁を吊り上げて、現場内に入れます。クレーンのオペレーターさんは涼しい顔でこなしますが、近くには電柱や電話線が混み合う住宅地で「よくできるなあ~」と毎回感心してしまいます。

上から見ると梁を選ぶ棟梁が見えます。