綿状断熱材を入れるために美しく組まれた「前田の家」の断熱下地。今年の仕事は全て断熱材にグラスウールを用います。グラスウールの長所はなんといっても信頼性とコストパフォーマンスの高さですが、湿気を嫌う性質のために、ビニールを使った気密工事を同時に行わねばなりません。グラスウール断熱の使い手になるためには気密工事の達人であることも求められるのです。写真はビニールを先貼りしている様子。建て方の時に材料に挟み込みながら進めます。もちろん後から簡単に取ったり戻したりは困難です。先読みをしながらビニールを挟み仕上がりをイメージしながらカットしてゆきます。
「前田の家」の特徴は室内側の壁は充填断熱による大壁(柱が隠れる壁)、天井面は外貼り断熱による垂木の顕しが意匠上の特徴になります。天井のみ断熱方式を変える事で構造材をインテリアとして顕す方法は、「西野の家」や「北25条の家」でも試みましたが、三角屋根で試みるのは西野の家が初めてです。当然ながら、斜め同士の取り合いが多くなり気密や断熱工事に技術が要求されます。
屋根は30cm厚以上のグラスウールを外貼りとするのでこうした下地が必要になります。
もう少し、屋根の厚みが出るので室内から隣の窓は完全に見えなくなります。
今日も不安定な天候が続きます。
今日はもうひとつDavit Garrettで!カシミール!
”驚くのは、これってレッドツェッペリンの曲なのにクラシカルアレンジがはまること!
やっぱり原曲のよさでしょうか?はたまたアレンジの手腕でしょうか?”
やっぱカシミールはオリジナル!というロックなおとーさんはこちらを!(笑)