最も早く現場を再開した「春光の家」、大工さんを増員し断熱工程に入りました。昨年の12月は徹底的に雪に泣かされた旭川ですが、年明けは今のところ穏やかな日が続いています。この間に一気に外部の断熱を終わらせ、内部工程に移行したいと思っています。
断熱サッシを担当するエンベロップによる美しいタモ材の玄関ドア。道内でも旭川地域はまだ比較的容易に地場産のタモ材が入手できます。札幌で玄関ドアをタモで作ろうとすると、ほとんどが輸入材のアッシュですが、旭川の場合は近海ものならぬ地域材もまだ豊富です。たとえば単に集成材というと、札幌では安い順にスプルス、カバ、ニレ、タモ、ナラとなり、材種を指定しますが(2012年現時)旭川なら「タモでいいかい~」の掛け声とともに普通にタモが出てきます。(笑)地域に材料と作り手が共存できる間は建築を安心してつくることができます。
9人大集合した大工さんたち、右の黒い帽子がK棟梁。大工さんの高齢化が進む中で注目の若手棟梁です。20代で会社を興し仲間と共にいろいろな難工事を納めて来ました。普段は5名で動きますが、大きな現場は増援をたのばねばなりません。彼の一声ですぐに人が集まるのはなにより人柄なのでしょう。
今日はジミ.ヘンなんていかがでしょう。