2010年6月14日月曜日

キッチン取り付け

本日から、キッチンを組み立てて取り付けてゆきます。20年以上前は流しメーカーの人間が現場で組み立てて取り付けていましたが、今では規格品ならほとんどが大工さんが組み立てと取り付けを行ないます。こんなところも北海道の大工さんが重宝がられるところなんですよ。本州ではいまだに職種間の領分意識が高く、こちらでは大工さんがやる仕事がとび職の領分だったりとむしろ仕事の区切りは明解です。反面広い知識が求められる現在の現場ではすこし縦割り過ぎるかな?とも感じます。今日も電気の線を出しながら、電気屋さんの仕事がやりよいようにとか、照明器具の大きさがこうだから棚の位置はここ!といったように全体に目を配りながら進めていました。

照明器具を前に、シェルフは後ろに、「位置はこのくらい?」
二人の間にあるのが、レーザー水平器、見えませんが壁のタイルには水平なレーザー光が投射されています。マンションと言えども、壁や床が水平垂直とは限りませんのでこうした目安を用いて取り付けます。

天井の廻り縁の塗装。張物と塗り物は塗り物が先の原則どおり、塗装が終わった後にカッターを入れて古い壁紙をはがして、新しいものを張ります。


流しを組み立てながら随時掃除を行ないます。20年後流しを取り替えたら昔のおが屑が!なんて嫌ですものね。


このマンションは排水が横引きなので壁際にパイプの通る孔を加工せねばなりません。