さらに詳しく知りたい人は、尊敬するドイツ在住の環境ジャーナリスト村上敦さんのHPをお教えしましょう。 http://www.murakamiatsushi.de/
内部は現在この状態です。外部に、きれいな道南杉の羽目板を貼ります。現場は杉のよい匂いで一杯です。
内部は現在この状態です。
壁のジョイントボードにパテ処理をしている様子。秋晴れと紅葉の中作業は進みます。
座面はペーパーベルトを編みこんだものを使います。耐久性が高く、クッション性も硬すぎず柔らかすぎず丁度よし、ペーパーコードのようにほつれも少なく、大好きな仕様です。写真は編み終わった座面をエアータッカーで座枠に止めつけているところ。
奥行き210mmの柱:グラスウールが200mm入ります。柱の外には、先日の45mm厚さのトリプルガラスが張り付いているのが見えます。
昔の建具を上手にアレンジしながら、楽しんでいるのが素適だと思わない?手作り感がまた気取らなくて、控えめで、えばった感じがないのがいいなあ~と思います。おそらくかなりのところが手作りのこういうカフェ、最近とても増えましたね~。嬉しいです。特に若い世代の人たちは僕らの頃と違って、インテリアや照明といった、建築的な感受性が高いように思います。毎日図面を引く私にとってこんなふうに建築を理解してくれる人たちが増えるのはとてもとても嬉しいのです。それが同業でなくてももちろんです。
インテリアが、建築家がつくるみたいに白くてすっきりしていないのがまた○!感激!!建築家が作るとこんな風に荷物や調度を入れると妙にきたなく見えます。ものを入れたり置いたりしたときに丁度よいくらいのさじ加減で内装を設計できるような建築家はごく少数です。でもそれがほんとうのマエストロなのよ!クライアントの家具や絵なんかが入ると、とたんに部屋がきたなく見えるようじゃお客に恥をかかせているような気がしない?そんな意味でこの絵はいい。生活の全てが見えているのに、写真を撮るとびしっとアングルが決まって絵になるでしょう?
スープは私には甘すぎたけれど、サンドイッチは美味しかったです。今は非常に珍しい赤ラワンのテーブルに無地の白い食器がとっても似合っていました。
民家を改造しているせいもあるのだろうが、茶色い木部が闇を作り出す。光大好き明るいのマニアの建築家とは反対に、だからこそむしろ光の大切さを感じる室内。暗いことはなにも悪いことではなくて落ち着きや、時代、歴史の流れなんていうものを連想させてくれる。現代の建材ではけして出すことの出来ない味わいを感じない?
本日の西岡の家、光に照らされると茶色が明るく変化します。
隠し格子を棟梁に作っていただきました。私は居間と玄関ホールの間に扉をほとんどつけません。でもどんなに小さな家でも、玄関を開けると居間が丸見えなんていうのは設計失格です。そこでいろいろ考えます。居間の食卓からは玄関戸が見えませんが、角度を変えると........
すーっと、玄関ホールの中に視線が通ります。こんな風にして空間を孤立させることなく、気になるところだけをどうにかする工夫をしています。
トリプルガラスを柱の間にはめ込もうとしているところ。手前がWさん。3層ガラスともなると、この大きさで重量は125kgにもなります。運搬は当然人力。2階と3階まで男6人で運び上げます。
2枚のLOW-E(熱反射)ガラスに2層のアルゴンガス+普通ガラスで極限まで窓ガラスの断熱性能を高めます。この状態でK値は0.9W/㎡kくらい、厚さは4cmを超えます。
吹抜け部分にガラスを持ち上げているところ、大の男6人がかりです。


ダブルスキンテラスドア、壁の厚さが40cm以上になるのを利用して、熱の逃げ道となるドア周りは、外開きと内開きを合体した作りになっています。