相談者:ふと思ったんですけど・・40代を目前に家を買って払い終わるのは70代半ば・・それを考えるとやはり平屋でしょうか?建築家の山本さんに高齢化対策なんて質問が場違いでしょうかね/笑?・・なにか良いアドバイスはありますか?
山本:自分が開業した90年代にはあまりなかった心配ですが、ここ数年はよく耳にします。年齢に関係なく住まい手さんの意識が成熟したのだと思います。
それから全然場違いじゃないす/笑 若い時しか楽しめない家なんて興味ないですから/笑。自分の場合は間取りの普遍性みたいな事に凄く興味があります。
端的に言えば85歳まで住んだ後、30歳の住まい手さんに買っていただいても・・大きな改修や間取り変更、階段や水廻りの増設なんかが最低限になる間取りを目指してます。延床が20坪台の小さな家でも各階にWCを付ける。階段の蹴上げを18cm以下にする。寝室とWCを含む水廻りを近接させる。それらは若い時のみならず、子育てから高齢化に幅広く対応するためです。
偉そうに語りましたけど/笑・・自分が編み出した方法論じゃなくて、北方型住宅の技術解説書に昔から載っている内容を設計の基本としています。熱環境を整えることで間仕切りや段差の少ない間取りとするのも同様の考えからです。
もちろんそうは言えど・・子供がいない。自己責任でカッコイイ手摺にしたい。トイレなんて掃除が嫌だから1か所でいい等々・・様々なご要望にも答えますよそこは/笑 一応リンク張っておくのでご参考にどーぞ/笑
北方型住宅技術解説書&プラン集 https://www.kita-smile.jp/handout/