02:全員で解決すべきこと・・・
昨日はチーム一丸となって解決すべき事柄のお話しでした。いよいよ今日はその続き・・・
早々にお客さまにご指名をいただき、晴れて「建て主」+「施工者」+「設計者」が揃ったチームK.A.P.Sでしたが、建て主さんは既に築浅の戸建てにお住まいだったのです。
そう、南幌移住は今の家を売って残債を返済した上で新たな資金調達ができることが絶対条件。いくら共働きとはいえダブルローンなんて組めません。端的に言えば・・間違いなく良い条件で売れるという前提がなければ、間取りをはじめ・・資金計画や各種の補助申請、お子さんの入学等々が中々、確たる話にならないのです。建て主さんだって無い袖を振るようなことはしたくないし、それは作り手サイドもまた同じ・・そんな中での船出でした。
でもまあ~こんなことは建築の世界ではアルアルで、毎度解決の方向は決まっていて・・前向きに進めるしかないんです。悩んでたって仕方ありませんしね/笑
そんなこともあり、建て主さんには今までの経緯をじっくり聞くことができました。
建て主さん曰く:約10年前に有名メーカーの建て売りを購入したものの、家族も増え毎日が変わって行く中で、少しづつ物足りなさが芽生えていったとのこと、敷地は利便性も高く買い物や通勤にもなんら不満はなし、ご夫婦そろって士業のために働き先にも困らない、新興住宅街らしく周りには同世代の知り合いも多くお子さんの通学や将来的な進学だって不安なし・・
「そんなに恵まれているのになぜ?」って思うかもしれませんよね、建てた当時は正直、勢いもあって営業マンにも急かされて・・子供だって1人でいいかなってよく考えもしなかった。でも兄弟はいた方がいいですもんね/笑 動物も好きだから今では犬と猫もいます。そんな風に家族が増えるのは幸せな事なんですけど、間取りや環境も色々と気になりだして・・そんな時に妻が建築や不動産関係の情報をネットで見ていて、偶然山本さんのブログを見つけたんです。今の家を売らなきゃいけないけど、南幌で再出発するためにチームに入って頑張るなんてすごく楽しそうだなって思いました/笑。
正直、有名メーカーの建て売りを買ってから後悔する人は少なくないと聞く。でも長期のローンを背負った当人にそれを尋ねるなんて普通はできない。誰だって自身の判断を疑うなんてむちゃくちゃ勇気がいることだし、それを前向きに素直に話せるようになるまでにはきっと様々な葛藤があったはずだから・・
そうして最初の打ち合わせが終わり、お客さんを見送った後、紺野社長と私の心はもう決まっていた。
精一杯K.A.P.Sの家づくりを楽しもう! 続く・・
今日はバンプオブチキンなんていかがでしょう