2022年10月28日金曜日

「藻岩の家」見学会のご案内

 


みなさまのおかげをもちまして取り組んでまいりました「藻岩の家」がいよいよ竣工となります。 この度、建て主さまのご厚意で3年ぶりにリアル見学会を行いますので見学をご希望の方は必要事項をご記入の上当事務所のお問い合わせフォームよりお申込みいただければ幸いです。

*:注 新型コロナ対策のために当日はマスクの着用をお願いいたします。また3密を避けるため、概ね一組さま1時間程度のご見学にご協力いただければ幸いです。
今回は11/5.6のご同業者の見学等はご遠慮いただきますようお願いいたします。

お問い合わせフォーム https://ako-a.com/contact.html

◆「藻岩の家」とは
 山麓の美しい山並みと眺望が人気の住宅街 藻岩地区。眼下に広がる眺望を取り込んだ傾斜地に建つ家です。前面道路が狭いために冬場の暮らしや除雪に配慮した配置の工夫。今までなかった車のすれ違いスペースの確保や2台分のカーポートと収納力抜群の物置。ガスや灯油タンク類を見え難くスッキリ格納するサービスヤード。夏場は家族で楽しむ最高のBBQスペースにかわる多用途のカーポートは当事務所の”らしさ”でもあります/笑。北海道の人のために最高の間取りや工夫を提案することが当事務所のモットーですから、春夏秋冬に欠かせない工夫をたくさん建物中に盛り込みました。

 傾斜地のため玄関が道路から3m以上も高くなる立地。(有)ガーデンジャパンのガーディナーである小坂さん設計のアプローチを登って玄関へ。夜間は暗いので人感センサー付きの照明で足元を照らすように工夫しました。今後は好きなハーブを植えたり家庭菜園をしたり自由度の高さを確保しつつ除雪の障害になる高木の使用を抑えた雪国らしい庭です。

 国は2050年の0カーボン社会の実現に向けて従来の断熱等級4の上に等級5を新設し令和4年10月1日よりは更なる上位等級6・7を施行しました。もちろん従来の最高等級4の上に3つも新たな断熱グレードが今年から追加されることは既に知っていましたので等級7を目指して「藻岩の家」をデザインしました。札幌は国の地域区分では寒冷な2地域となり等級7を満たすためにはUA値で0.2W/㎡K以下が求められます。「藻岩の家」のUA値は0.18W㎡K。「追分の家」、「桂岡の家Ⅱ」と同様、最高の断熱性を実現しています。

 今年の春より始まったウッドショック。コロナから立ち直りかけた日本を今度は建設資材の高騰が襲いました。まさにその波をもろに受けた「藻岩の家」でしたが断熱工法を大胆に変更し木材の使用量を抑えつつ国産材の比率を高め、従来の性能や意匠を越える新たなデザインを生み出すことを目指しました。

 1988年から進化を続ける「北方型住宅」その最新版である「北方型住宅2020」の仕様を満たし大きく超えるとともに将来的に太陽光を搭載すれば容易に0エネ化できる仕様としています。床下に設けた蓄電池スペースや予備の埋設管等々、将来的な「北方型住宅ZERO」への進化にも最短で対応可能な住まいです。

当日は久々にリアルにお会いできることを楽しみにしています。
ぜひご覧いただければ幸いです。

今日はXGのChisaのボーカルなんていかがでしょう。上手いす。






2022年10月22日土曜日

藻岩の家見学会の準備に向けて

昨日、足場を解体した「藻岩の家」です。

今年は本当に久しぶりにリアル見学会をしたいと思っています。最新版の「北方型住宅2020」ですし。飛栄建設さんの仕事も最高!

当日はもちろんコロナ対策もしっかりとしなくちゃいけないので・・午前中2組、午後3組×二日≒10組くらいなかと考えています。
これから見学会のご案内を作成しますので乞うご期待!
紅葉の美しい「藻岩の家」の現場からでした。

今日はDreamcatcherなんていかがでしょう



 

2022年10月9日日曜日

北海道住宅フェア2022でセミナーします

 


10月15日(土)に家づくりを目指す人向けにセミナーをさせていただきます。当日は「知っ得」な情報をたくさんご用意してお待ちしています。席に限りがございますので、ご興味のある方はぜひご予約をお待ちしています。また翌日には新谷さん、新海さんによるリフォームやインテリアのセミナーも・・・暖かで素敵な住まいは地域の特産品!ぜひ北海道住宅フェアをお楽しみください。

気になる~という人に・・当日の内容をチラ見せ・・・

①:家づくりを考えているけどまずはなにから? 予算計画と土地探しのコツと基礎知識
②:意外にも・・魅力的な札幌近郊のまち テレワーク主体ならむしろお得?
③:省エネ最前線 ここまで来た北海道の省エネ住宅 燃費に驚愕・・

ご予約やイベント内容等詳しくは一財)北海道建築指導センターへ

一財)北海道建築指導センターHP https://hokkaido-ksc.or.jp/

2022年10月7日金曜日

森と家を結ぶ会のみなさんと

10月5(水)、6(木)と栃木県より「森と家を結ぶ会」のみなさまをお迎えいたしました。会では定期的に研修旅行を企画しているとのこと、研修一日目はスープカレーの名店でみんなでランチ・・その後1件目「桂岡の家」(250mm耐震断熱改修)、2件目「桂岡の家Ⅱ」(300mm断熱新築)そして3件目に旧荒谷邸に伺いました。


1979年竣工の「旧荒谷邸」の関しては・・現代に生きる主人公が40年前の石油危機の北海道にタイムスリップし、記憶(未来の)を頼りに当時の材料で建てた家みたい。壁、屋根の超断熱(壁250、屋根400(mm))はもちろんだけど・・手作りのトリプルサッシ、元祖パッシブ換気、ブロックならではのソリッドな特性を用いた吸放湿性、43年前の防湿フィルム、極小設備による全室暖房、太陽熱給湯、北国型の庇による日射遮蔽、北国型日射取得、北国型の縁側、GL以深に掘り下げた機械室(冷たい空気は最も低いところに集まり易い性質を応用し一気に効率よく暖めちゃう)自分も何回もおじゃましたけど・・行くたびに新たな発見を頂きます。

夜はみなさんで居酒屋へ・・

研修二日目は「北海道指導センター」さんへ。設立の趣旨を聞いてびっくり・・住まいの断熱化って当時も混乱や詐欺っぽい人をたくさん生んだんで・・消費者保護の観点から・・それってなんか今みたい/笑。

お昼で研修は終了・・みなさん二日間ご苦労様でした。研修を企画していただいた理事長のMさん、神長さん、そして平日にもかかわらず快く見学をお許しいただいた建て主さまに心より御礼申し上げます。またぜひ北海道にお越しください。みなさまの成功を心よりお祈りしています。

NPO法人)森と家を結ぶ会 https://moritoie.com/

今日はTWICEなんていかがでしょう