2022.4.26
現在はGWのお休みに入っている「追分の家」今日は柱が建ち始めた4/26から本日5/1までの様子をレポートしたいと思います。
前日に敷いた土台の上にこんな風に柱が建ち始めます。
2022.4.26
続いて柱の上部に梁(水平材)を渡して行きます。この梁は大変重たいので現場にはクレーンを呼んで作業を行います。
2022.4.26
梁が掛かるとその上に厚物の合板を敷いて釘打ちし建て方の1日目が終了です。
本日の目玉は約2m跳ね出した(下に柱のない)二階のテラス。下を半屋外の空間として使えますし、来客時の駐車スペースや駐輪場等多目的に使えます。
雪から守られた半屋外空間をどうやって確保するか?は毎度ながら北国の理想の家を追求する当事務所のテーマでもあります。雪の積もらない軒の下があれば冬場とても助かりますし、夏場は北海道の風物詩でもあるジンギスカンの絶好のスペースになります。
意外に思われるかもしれませんが、当事務所にとって夏場の焼き肉スペースは冬の断熱同様非常に大切。どちらも北海道に暮らす際に欠かせないものだからです。
2022.4.27
二日目は朝から二階の柱を建てて、登り梁(住宅街のルールが三角屋根)と呼ばれる斜め梁を掛けて行きます。この梁も非常に重たいのでクレーンが必要と同時に大工さんの居る場所にピタリと梁を下ろす腕がクレーンのオペレーターさんには求められます。
2022.4.27
カケヤと呼ばれる大きな木槌を使って登梁を叩き入れます。
2022.4.28
見事に二階の屋根型まで組み上がりました。今日はここまでといいたいところですが、梁が掛かっても空が見えていては雨に対して無力です。そこで大工さんは野地板を貼って屋根が漏らないように作業を進めます。
2022.4.28
足元が滑らぬように地下足袋に履き替えて野地板を釘で留め付けて行きます。
2022.4.28
野地板を貼り終わり、不意の雨にも濡れぬようにブルーシートを貼ってこの日の作業は終了。現場を担当していただいている㈱リノアの松澤さん、現場担当の奥さん。丁寧なお仕事ありがとうございます。
2022.4.30
大きなものの出入りが納まったので、現場の足場は安全のためにシートで覆います。
2022.4.30
シートの中では通気垂木の取り付けが始まりました。重たい雪に耐える北海道の屋根は雪の積もるトタンの下に空気を流して雪の冷たさが直接屋根面に伝わり難く作ります。口で言うのは簡単ですが・・・大工さんにしてみれば先ほど敷いた野地板と同じ面積の野地板をもう一度この垂木の上に敷く羽目になります。昔は雪のない地域と同じ一重の野地板でしたが、技術の確立した今はこうした二重野地板が北国の屋根の作り方になりました。
2022.5.01
こちらは本日休みの現場の様子。きれいに整理整頓されていて、床のコンクリートもきれいに掃いてありました。
2022.5.01
材料は雨に濡れぬようにしっかりビニールで覆い養生してあります。
2022.5.01
おっ!雨が降ってきました。でも安心です!また連休明けより丁寧に作業を開始します。
今日はHSCCのカバーによるフリートウッドマック・・上手い