2021年7月17日土曜日

南沢の家 風除室工事

 

南沢の家の風除室が出来てきました。外壁と同様の木張りで仕上げて大きなガラスで軽やかに明るく仕上げようと思います。

性能向上リフォームの場合は、既存撤去が工事上どうしても必要となる反面、機能的に復旧が欠かせないものがあります。

要はこの風除室のように一旦撤去してしまわないと壁の断熱工事はできない反面、撤去したままでは危険で玄関にアプローチできないというようなケースです。
寒さを充分克服できていなかった頃の北海道の住宅では玄関を外の寒さから守るために風除室が盛んに作られた時期があります。

南沢のように高所に玄関を設ける場合はその風除室も大きくなりがちで、階段を積雪から守るためにも欠かせない機能となってきます。

今回は建築面積を増やすことなく以前はアルミで作られていた風除室を木造で作り変えます。

こちらは室内から見た階段部分。色の濃い木材が防腐土台です。

こんな感じでガッチリと階段部分のコンクリートにアンカーして、風除室の屋根荷重を支えます。

玄関から出たところこんな感じでガラス張りにしようと思います。

柱の横揺れはこんな風に足元を固めることで解決します。