「南沢の家」は金曜日からの断熱サッシ取り付けを控え各部の調整を進めています。
窓を建て込んでしまってからでは、各部の歪みや狂いを調整することが難しくなるからです。
約15mm沈下していた二階の床は下階の間仕切り変更に伴い追加した柱を建て込む際にジャッキUPしてほぼ水平に戻しました。
1階居間の掃き出し窓(片引き気密窓)の取り付けに際し、取り付く外壁の傾斜を計りました。結果としては柱頂部で18mm屋外側に傾斜していました。原因は柱上部を通る尺梁のねじれ。外壁全体では概ね垂直性は保たれているので、全体的には窓上部がポコリと膨らんだ感じ。その一方、幅2.6m×高さ2.3mの窓は絶対に斜めに付けられません。まず障子が正常に走らなくなるし、一旦ぐずりだすと中々直せないからです。そこで窓の取り付け部を工夫して窓を垂直に固定できるように現場で念入りに打ち合わせを行いました。