ちいさな三角屋根、「南円山の家」の建て方が始まり本日は小屋組みのトラス工事に到達しました。
わずか二間半間口の「南円山の家」。二階は無柱空間とするために小屋組みはシンプルなA型トラスとしてデザインしました。
北海道にはアメリカ経由で洋風建築がもたらされましたが、トラスを用いた小屋組みもその一つです。巨大なものだと小樽などに多い軟石の倉庫の小屋組み。
懐かしい所では木造小学校の体育館の屋根なんかに使われました。
二間半の可愛らしいトラスなので大工さん三人で見る見る組み立てて行きます。仕上げは既成品の建築金物で水平材と斜材を締め上げてトラスを緊張させます。
こんな感じで見る見るキングポスト付のA型トラスで屋根が掛かって行きます。私も水平材が落ちないように少しだけ下からお手伝いさせていただきました。
実はこのトラス、プレカットです。私が図面を描き、構造計算をお願いし、身近に手に入る簡単な構造金物でトラスを組み立てられるように考えました。加工は三津橋産業さんです。
構造計算のお世話になったのは北海道大学名誉教授の平井先生。木構造の大家で北海道建築技術協会の大先輩です。色々と細かな制限の中でご相談に乗っていただきました。この場をお借りして一言御礼申し上げます。
今日はダフトパンク・・オケver.で