今週から再開した、「発寒の家Ⅱ」の現場。断熱サッシが入り、付加断熱の厚みで外壁がサッシより外側に出ますから、額縁を取り付けています。
付加断熱はフェノールフォームの100mm。性能の高いボード状断熱材を用いて、普段多いGW仕様の300mm断熱より約9cm壁を薄く作りながら性能は同等とします。北海道はどちらかと言えば安価なグラスウールの充填断熱が主流ですが、こうしたスマートな外張り断熱の現場も私は大好きです。(笑)
外張り断熱材の熱抵抗が躯体に充填されるGWの約二倍と充分高いので気密を受け持つビニールは柱外の耐力面材の外側に貼ってしまってかまいません。もちろん下地のあるところに貼るのですから作業もより簡単で合理的です。
こちらは外張りされた屋根のGWを下から眺めているところ。屋根は充分な厚みが取り易いので通常通り全てグラスウールによる外張り断熱となります。