北海道は最近やっと温かくなって来ました。この時期のパッシブ換気の使い方を再確認させていただきますのでOB客のみなさまはぜひ調整をお願いいたします。
1:7月に入って室内と室外の温度差がずいぶん小さくなってきました。ずいぶん温かくなりましたね。床下のパッシブ換気の給気口を見ていただくと分るようにほとんど給気していません。つまり今のまま室内の換気扇を動かさないと換気不足の状態が生じてしまいます。仕事から帰ってきたご主人やお子さんに、家に入ったときの匂いの印象を聞いてみてください。外から帰ってきた人は家の匂いの変化に気付きやすいものです。
2:そこで床下の換気口2本を全開にして24時間換気のスイッチを二つともONにします。そのまま1日換気を行い、二日目からは1台をOFFにします。次の日のご主人やお子さんにもう一度家の匂いの印象をお聞き下さい。きっとぜんぜん違っています。家に居る事の多いお母さんではなかなか分らない換気不足。これからの季節はカビやアレルギーの原因にもなりますからぜひ気を付けて健康にお過ごし下さい。
■パッシブ換気のワンポイント
床下の給気管は「冬は1本夏場は2本」と覚えておきましょう。冬場は室内外の温度差が充分大きいので換気量は一年で最大になります。要は二本とも全開だと外の冷気が入りすぎて寒いですし暖房ロスも大きくなってしまいます。反対に夏場は内外の温度差が小さくなりますから少しでも換気量を増やすために給気管は全開にし同時に夏場は失ってしまう換気の動力(内外温度差のこと)を機械で補う必要があるのです。ぜひ上手に使いこなして下さいね~。
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