ブログでも何回かご紹介している旧荒谷邸。約40年前に当時の北海道大学工学部教授、荒谷先生の手で竣工した超断熱の家である。驚くべきは40年も昔の家が最新の新築の性能を遥かに凌駕していることである。この度、建築知識ビルダーズ誌で巻頭16Pの特集を組んでいただきました。お忙しいところ取材と見学をお許しいただいたタギ先生、激務の中、全体校正をお手伝いいただいた登尾さん、入院中にもかかわらず校正にご協力いただいた荒谷先生、淑子さま。この場をお借りして心より御礼申し上げます。
過去ログもよろしくおねがいいたします。
まだまだ知られていない北海道の断熱。建物を断熱することに戸惑いを覚える人間は北海道には少ない。しかし全国に目を向けるとかなり実情は異なる。主に温暖地と呼ばれる国内の多くの地域では四季の暑い寒いを当然のこととして住いに受け入れそれとともに暮らすことを歓びとしてきた。という伝統を持つからだ。その一方で先進国の一つとして将来的な地球環境保全のためには建物の断熱を法制化し2020年の完全義務化に向けた動きが既に始まっている。
特集では1979年竣工の荒谷邸の各部を紹介しながら、現代に通じる荒谷先生の哲学を当時の講演録とともに紹介している。ぜひお近くの書店でお買い求めいただければ幸いである。私も久々に原稿に汗をかきました。(笑)
今日はバンプなんていかが・・いい曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=plXjYiRcBtA