本日は「北広島の家」にダイニングチェアを納品してきました。当事務所のダイニングチェアは旭川家具。過去のブログにもちょくちょく登場する㈱匠工芸さんで作っていただいてます。デザインは同社のデザイナーで元専務の中井啓二郎さん。元々はお蕎麦屋さん用のハイチェアとしてデザインされたソイルシリーズをベースに、家庭で毎日使いのできる椅子としてリデザインしていただきました。オリジナルはナラフレームにWAX仕上、生成りの紙テープの編み込み座面でしたが、その後は少しづつ改良を加え今では各家庭ごとに様々なバリエーションが生まれています。
私の事務所で打ち合わせをしたことのあるOB、OGのみなさんにはおなじみだと思いますが、日本人の腰の位置を徹底的に研究して作られているので座り心地が抜群なところ、あまり大きな椅子ではないのに肘掛けが付いているところ、座面が広く半分あぐらのような座り方もできるところ、軽量で堅牢なところ、肘掛をテーブルに引っ掛けると簡単にテーブルの下を掃除できるところ、シンプルなデザインなので飽きないところ、ディテールが美しいところ・・・(笑)
そんな体験のせいなのか・・・みなさん新築後はあの椅子欲しいよね!と人気になりました。
株式会社 匠工芸HP http://www.takumikohgei.com/
肘掛を天板に掛けると脚が浮いてテーブル下の掃除がらくちん(笑)
使い込むとどんどん味わいの出る肘掛。
こちらは座面の紙テープ。なので丈夫なのにすごく軽い椅子に仕上がります。
肘掛とフレームのジョイントは釘やビスを使わず、ウォールナット(西洋クルミ)の楔(クサビ)で留めます。
座面と脚のジョイントは磨きこんだナラの木口を見せます。
こちらはナラフレームにお尻の滑りにくい布のテープを張ったタイプ。
こちらがオリジナルデザイン。ナラ+生成りの紙テープ。
今日はJazztronikで行きましょう!