駅から5分という立地抜群の「北広島の家」。その一方で地盤は少々補強の必要性があります。写真は柱状改良工法と呼ばれる地盤補強を行っているところ。地面に直径約60cmの穴を掘りそこにセメントと水を充填して攪拌しながら土中に硬い地盤を作ります。
上の写真は支持層(建物を安定的に支えられる丈夫な地層)の位置とそこに至る地盤の性質を示した柱状図(地盤の強さを示す断面図)です。地面から約1m下にN値4を超える少々硬めの支持層がありますがその厚みが1mもありません。その地盤を貫通すると「穏速自沈」。要は試験機の自重で緩やかに沈む柔らかい地盤が始まることが見て取れます。そして最終的に地山(ジヤマ)と呼ばれる硬い支持層に到達しその位置が地面から約3m少々下であることが分ります。この硬い支持層の上にセメントで増し固められた柱状の改良地盤を作り、家の重量が支持層に直接届くようにします。
地盤の改良に用いるセメントです。結構な量を使うので水が欠かせません。
こんな感じで重機の先に付けたオーガー(ドリル)で地盤を掘りセメントと水を流し込みながら作業を行います。
今日はOrianthiなんていかが