現在の「山の手の家」では内装工事が進行中。当事務所お馴染みの、コーナーのプラステック面木や天井の目透シ見切り、取り付く電気器具の位置を示す電線の引き出しなんかを見て回ります。
こちらは玄関。養生ベニアの下には既にタイルが貼られています。玄関部分は靴で歩くところですから、巾木部分は針葉樹合板にして蹴っても汚れが気にならないように考えています。
こちらは居間と家族コーナーを分ける間仕切壁。壁にはテレビが掛けられスッキリと納まります。テレビの配線も正面から見えにくいようにテレビの背面にアンテナ線やコンセントの引き出しを設けます。
色が入った針葉樹合板の目透かし貼り。いつもながらU棟梁が丁寧に作ってくれました。
「山の手の家」のキッチンはいつものクリナップ製ではなく、既製品同士を上手に組み合わせてつくることにしました。通常は壁に向けて置かれることの多い2.4mのI型キッチンを対面方向に使い、反対側は床から20cm浮かせて吊戸棚を取り付けます。天板を隙間なくピッタリくっつけると簡単に広々とした対面型キッチンの出来上がり。費用対効果抜群で実は普通の流しと吊戸棚の合体なんて、ぜんぜんそんな風には見えません。10年以上前に予算の厳しい現場でどうしても対面型キッチンの要望があって考え出した方法なんですけど久々にお役に立ちました。
武田社長自らカウンターの取り付け。
こちらは薪ストーブの煙突。断熱二重管で丈夫なもの。二階が居間だと煙突長さを短くできるので薪ストーブを楽しみたい方には朗報です。1階にストーブを置く場合と比べてウン万円くらい違ってくる時もあります。
とど松の貫板は既に木質保護材に漬け込んで加工してあります。一見見ると白木のままに見えますが、1年もすると見事なグレーに変色します。
今日はバンアパなんだけどカバーで行きましょう!