昨日は日曜日の代休にて事務所を抜け出し小樽の遠藤又兵衛邸を見学に行きました。予想はしていましたけど、まあほんとうにお宝状態。小樽の旧家のお屋敷建築はどんどん解体されてなくなっていますから今のうちが見頃。とっても残念ですけど、たくさん写真を撮って来ました。
この廊下の美しい事。天井高は豪邸らしく9尺(約2.7m)もあります。
当時のお金持ちに流行した洋室。家全体は和風ながら応接室は洋室というパターンが多い。天井高は3m以上あって実に堂々としたもの。シャンデリアの他に暖炉も備えている。
こちらが暖炉。当時は火鉢なんかで暖を採っていたと思うけどこの暖炉を最初に目にした人はどんな思いだったのだろう?
凝った装飾が施された本格的なつくりの暖炉はとても珍しいものだったろう。
天井の装飾ひとつ見ても、この家の主の地位と財力が抜きん出たものであったことが偲ばれる。
このドアは圧巻!扉厚は7cm位もあって補修も完璧。
日本庭園に面した廊下
書院付き1.5間の床の間
床柱は杉の磨き丸太(太いそしてまっすぐで長い!)床框は漆塗り
もう凄い!和室は10畳が2室続きで襖を取り外すと20畳の広間となる。
書院の障子は富士山がモチーフ
暗く幽玄な和室から見える明るい庭の景色。和室の室内はけして明るくしすぎてはいけないという見本のような室内でした。
屋根の瓦も完璧に当時のままに再生。こんなお屋敷がごろごろあった全盛期の小樽っていったいどんな街だったんでしょう?まじにタイムスリップして当時を見てみたいと思いませんか?(笑)
今日はブレードランナーのサントラの中から一曲。I love Vangelis!