昨日、生まれて初めてヨットに乗せていただきました。場所は大好きな小樽、しかし陸しか歩いたことがありません。海の街を一度沖から眺めてみたいと想っていました。少年時代に小さなマーメイド号で単独、太平洋横断に成功した堀江謙一の著書、「太平洋一人ぼっち」を読んで以来、白く輝く帆に風を一杯に受けて船体を傾けながら走る姿に憧れていました。当事の私にとって船乗りになって世界を回ることは途方もなくわくわくする夢だったのです。もちろん現在は陸の仕事に就いたことを後悔していませんが、ふとした瞬間に懐かしく昔を想い出すのでした。そんな時、思いもよらずお誘いが掛かり乗船の運びとなったのです。人生って不思議なものですね~。(笑)
レンタルしたヨットはフランス製oseanise32 。6人乗りで堀江謙一が1962年に使った初代マーメイド号の約2倍の大きさです。美しい青色の船体と雰囲気一杯の皮巻きの大きなステアリングホイール(舵輪)。今日の同乗クルーは艇長含め3名。しかしなんて優雅なんでしょう。
海から見るマイカル小樽。
室内はフランス製らしく中々に豪華な印象。
何かと思えば...
水洗トイレに洗面台そして...
座ってくつろげるシャワーまで。恐らく贅沢というよりは、海の上である期間過すことを考えた実用的な装備なのだと思います。遊びも暮らしの一部で人間らしさを保つ大切な時間であるというこのヨットの設計者の想いがよく分かります。
海から眺める小樽水族館です。
祝津灯台とニシン御殿もよく見えます。
遥か沖合いには同じくヨットが見えますね~(笑)
雰囲気抜群の皮巻きの舵輪と、これまたフランス製らしいワインボトルラック。
ヨーロッパってそういうところなのね~(笑)
帰りはよい風が吹いて帆走のチャンス到来!
船体を傾け全力帆走中の様子と舵輪を操る艇長。
帆が風をはらんで船体を前に押し出す感じはとても不思議でした。
沖の船に手を振り
やがてどんどん小さくなり
マストの上の風見と風速計がヒュンヒュン回り...
気が付けば再びマリーナへ
いや~初めての貴重な体験!最高でした。
今日はアメリカズカップなんていかが?この映像は凄い!