本日はいよいよ正面まで板金工事が到達。特徴的なレンガ色の外観が見えてきました。写真は難しいエッジ部分をハサミで切断する板金屋の職長さんです。武田建設さんの現場は北海道神宮の屋根工事も担当する川島板金さん。最近少し木製の外装も注目されるようになりましたがまだまだ板金の人気は根強いですね~(笑)。特に厳しい気候の道内では伝統、実績ともにとても信頼性の高い仕上げ材です。
下からは居間の中が見えないように手摺壁を立ち上げ、反対に二階の居間にはふんだんに冬の陽光を取り込みながら、豪雪地域の西野地区用に玄関を奥に引っ込ませて雪から守ろうと思いました。
写真は鋭角に残った最後の西コーナー部分。職長の腕の見せ所ですね~(笑)
こちらは東側コーナー部分。外付けブラインド無しで日射遮蔽を行おうと思ったので、発寒の家の庇よりもさらに跳ね出してあります。その斜めの痕跡が外壁面にこのような鋭角の三角形を作ります。
こちらは天井裏に納める棟札。とは言っても、最近の設計では使い道のない小屋裏や天井裏は作りません。三角屋根なら室内から見て三角のかたちのまま隅々まで使えるように設計します。昔は外観が三角屋根でも二階の室内には水平に天井を作りましたが、実はこうして隠してしまう屋根裏こそ楽しく面白い空間なのです。外から見ても中から見ても三角屋根、もちろん四角い陸屋根なら陸屋根のまま最大限に家の容積を使えるように工夫する。無駄な空間はつくらない。これから家をお考えの方はぜひそうしたところに着目してほしいと思います。
天井をくるりと丸めて貼り上げようと思ったので下地のランバーを加工していただきました。
今回の階段は50×100のステンレスの角パイプに鋭角にコマ板を溶接したもの。段板はアルダー材です。土間を積極的に利用する計画なので、階段下で立ち上がっても危なくないように極力スリムで角の出ないものにしました。
こちらは玄関の3方枠。今回の見付巾寸法は18mm、面は手に優しい太鼓面。材料はアルダー材です。
こちらは窓の下枠。同じく見付け18mmで太鼓面。仕上げのオイルは何にしようか?と悩んでいましたが昨日、建て主さんと一緒に決めました。丁寧に拭き上げてアルダーの上品な赤みを楽しみたいと思います。(笑)
こちらは最近登場したシースルータイプのユニットバス。壁の一面が透明になるだけで従来の「狭い脱衣所」のイメージが一変します。とても明るく感じますし、よいアイディアだと思います。
今日はPE’Zなんていかが?実は彼らのJazz大好きなんです。