連日の暑さにもめげず、快調に工程を消化する「前田の家」。基礎のコンクリート打設直前。まずはいつもながらコンクリートに最初に隠れてしまうところを見て回ります。現在は、瑕疵担保責任賠償保険への加入が法律で求められるようになったことから、私の他にも、保険法人の検査員が配筋を確認するようになりました。1枚の設計図を建設会社、設計事務所、保険法人の三者でクロスチェックすることになります。他人に現場や設計図をチェックされることは緊張もしますが総合的な観点から見ると良いことです。特に構造的な部分は複数の目で確認し客観的に不足がないか確認する決まりごとを普段から癖付けること(システム化)はとても大切なことです。
配筋チェックのポイントは交差部分。定着長さや重ね継ぎ手の関係で鉄筋が混み合うところ。鉄筋が型枠に近すぎないか、コンクリートが入り込めないほど鉄筋が混雑しすぎていないか、間隔は指定寸法以内か等々、次々に確認して行きます。
重ね継ぎ手とされた隅角(コーナー)部
設備の管が出入りする部分には予め筒抜き(ケーシング)をしておきます。
現場に搬入された基礎断熱材。前田の家では外貼りに180mmの厚さのものを使います。このクラスの厚みになると現場での切断加工はとても難しくなります。現場での生産性を落とさないためには工夫が必要になります。現場所長の腕の見せ所ですね~(笑)。
今日は暑いからとうとう叫びたくなってしまいました。(笑)アアア~ア~!
というわけで今日はツェッペリンなんていかが?