なかなかにヘビーな根堀が終わると基礎の下に敷き砂利をして、基礎の鉄筋の組み立てが始まります。「宮ノ丘の家」では基礎の半分が土の中に埋まるために土の圧力も受けます。周囲に暗渠パイプ(地下水を集める管)や打ち継ぎ部分から漏水せぬように止水板の追加等々、後々のトラブルにならぬようにできる事は全て盛り込みます。またコンクリートの打設時の気温に応じては温度補正(一般的には氷点下のコンクリートの脱設には凍結等の危険が伴う。したがって気温が低いときには、コンクリートの設計強度や粘度等を最適化するために生産プラントに指示を出す必要が生じる。コンクリートは全て同じに見えるが実は純然たる化学製品であって、取り扱う環境によって全てオーダーメードでつくられている。)をプラントに連絡し、現場の生産が絶えず安全側に傾くように配慮しながら現場は進みます。担当のI所長は手順よく指示を出しながら現場を切り盛りします。
ベース筋の配置
この状態で、行うことは概ね下記の項目となります。
1:縦筋、横筋のピッチの確認。
2:重ね継ぎ手の長さの確認。
3:結束の強度(鉄筋がぶらぶらしていないか?)
4:開口補強筋やフックの有無。
5:基礎底盤の被り厚さ(コンクリートピースの寸法確認)
6:ベース巾、厚の確認。
7:ケーシングの位置と離れ及び周辺補強の有無。
8:止水板の取付
今日は大好きな越智志帆でも...