2011年2月2日水曜日

現地調査

毎年のことですがこの時期、計画のためにあちこちの敷地通いが日課になります。設計をする上で大切なことに、「敷地をよく知る」ということがあります。当然ながらよい住宅を建てるためには敷地の特性を理解しなくてはなりません。でもどうして何回も通うの??と思う方もきっと中には多いでしょう。その理由は、その敷地の季節ごとの顔を知りたい(知る必要がある)からです。今年は、昨年暮れからの少ない雪に一旦は安心していたところに、想定外の大雪となりました。そこで雪もおさまりからりと晴れた今日の調査の目的は、雪の量、敷地への太陽光の差し方、風向き、雪庇の向きと大きさ、敷地中を歩き回ってどこを居間にしたら気持ちが良いか?、良い風景と悪い風景、一階が居間か?それとも二階か?等々を考えたり確認したりしに行こうと思います。

こんな時のために新年初売りで手に入れた、スノーシューが本領発揮。気持ちよく敷地内を歩き回れます。そうそうぜひみなさんにお勧めしたいのが冬の運動。とはいってもおなじみのスノーボードやゲレンデスキーではなく、このスノーシューを使った冬の野山のトレッキングです。クロスカントリースキーもよいのですが、スノーシューは扱いが簡単なので老若男女だれでも冬の美しい自然や風景を満喫できます。価格もリーズナブルなものだと数千円で手に入るのでほんとうに手軽に始められます。埋まらずどこにでも行けるので楽しくなってついつい30分も歩き回れば全身汗だく。ほんと爽快ですよ~(笑)。


室内に取り込みたい風景。これからずっと向き合ってゆきたい景色がどこにあるのか?そんなことを考えながら、居間の向きや形をあれこれ想像します。

スノーシューを履くと降りたての深雪でもこの通り。靴裏にはアイゼンが装備されていて上りや下りもカンジキより圧倒的に楽ちんです。

本日の現地調査のアシスタントは妻。彼女が履くのはよりヘビーな深雪用。一回り大きなタイプです。なんだかスキーを担いでニセコの山を登りたくなりますね~。(笑)


本日二回目の現場の様子。14:00頃はこんな感じで山の後ろに日が沈みます。