2010年6月1日火曜日

小樽散策

本日は、久方ぶりのお休み。最近は建築シーズンなので日曜も仕事が多いです。でも今日は久しぶりに大好きな小樽を歩いて見ました。四季折々の小樽も素適ですが、初夏の少し前。畑作業が一段楽した、今の時期もたいへんよいですよ~。



JR小樽築港駅で降りて、勝納川へ。お勧めはこの川原を、潮見、若竹方面に散策しながら歩くコースです。街が古い小樽は、思いがけない路地や庭と建物と街路が一体になった美しい景観が楽しめます。札幌ではこの3点セットの美しい街の風景は今ではなかなか見れなくなりました。


こんな感じで川のすぐ横を海から山側に向けて歩きます。



土手の上の家の庭のチューリップ。朝日を受けてとてもきれいでした。



菜の花もいいでしょ?
古い街の良いところは、道に建物がはみ出そうなところです。計画都市ではありえないようなスケール感の街路が実に人間的で素適です。

小川の頃は玄関は土の上にあったのでしょうか?玄関が用水路の上にはみ出ている住宅です。
でもなんだか情緒があって楽しげでもあります。

道は、基本的に通り抜けできるとは限りません。見通しもよくアリマセン。しかしこの引き込まれるような街路の魅力。立体的な敷地の生み出す遠近感。「この奥に素適なものがないものか?」と誘いこまれるような不思議な力を感じませんか?



芝桜と起したての畑、昭和30年代のまだ工業化(住宅産業化)されていない頃の切妻屋根の美しい住宅。

道を覆う桜、生垣のれんぎょ、お隣の山もみじ。