2015年12月9日水曜日

平和の家 内装工事

外部はすっかり完成し、内装工事に移った「平和の家」。床材は、大人気、おなじみ瀧澤ベニヤの樺フロアー、美しさとコストパフォーマンスが抜群です。窓下に設ける床の換気口は同社の白樺積層合板で枠を組み、旭川家具の老舗、匠工芸でガラリを作ってもらっています。パッシブ換気の要件である床下と床上を空気的に一体とする上で大切な役割を果たします。以前は既成の床ガラリも使っていましたがやはり床材とデザイン上の相性を考えてオリジナルデザインを起こしたものです。材質はナラやタモ、時には洋木のローズウッドにウオールナットなんかもあります。あえて材色を違えて、床のアイキャッチとしています。 
床ガラリの大敵は中に物を落とすこと。もちろん床下に自由に入ることも出来ますが、毎回だと困ります。そこで網戸用のネットを入れて物が床下に落ちないようにしています。

こちらもすっかりお馴染み、室内側の配線層と付加断熱層。大切な気密、防湿用のビニールを極力破らぬように電気の配線や給湯、給水管はこの層に納めます。

「平和の家」では新たに外壁の押し縁(縦ライン)の巾を部分的に変えて壁の表情が変わるようにしています。材質は地元のエゾ松、トド松です。
 
今日はD.Bowiなんていかが