9/26~28までUIA東京大会に行ってきました。世界中の建築家が参加する国際的なイベントで国際フォーラムをはじめ各種の展示や催しがあります。もちろん世界的な建築設計のトレンド(傾向)や今後10年の大きな流れをダイレクトに感じる貴重な場でもあります。北海道からは約60名が参加し、私も有楽町の東京国際フォーラムで世界の風を感じてきました。
建物を二棟に分け間に通り抜けができる広場を配した東京国際フォーラム。UIA東京大会のメイン会場でもある巨大施設です。
クリストフ.インゲンフォーフェン、ドイツの建築家で世界を股にかけてビッグプロジェクトを行う。本人もかっこいいです。彼の仕事の特徴は最先端の建築物理を用いた透明なガラスの建築。また大胆にガラスを用いながらも建設地において最高の環境基準をクリアして見せるのも彼特有のこだわり。
写真はルフトハンザ社の社屋。
高層オフイスの設計も得意ながら
内部の吹き抜けで、各フロアを空調設備に頼らないで自然冷房するのだそう。
まったくそのスケールの大きさには脱帽でした。まさにパッシブ換気の王様みたいなビルディング。でも考え方は北海道の建築家として共感できるものです。自分たちの設計思想がけっして世界的な建築の潮流に遅れを取っていないということが大きな自信にもつながった旅でした。
丸の内は言わずと知れた三菱グループ発祥の街。かっこいい商社マンやOL達が首からIDカードを下げてお昼を楽しむ光景はやっぱ東京でしょう。(笑)
ということで私たちもビルの谷間のサンクンガーデンでお洒落に昼食です。立ち寄ったお店は本場のピザオーブンで焼くピザのお店。感想は美味しくてびっくり!東京って何でもありますね~(笑)
旅の相棒はアトリエO2の大杉さん。建築家仲間であると同時に、ご存知今や札幌でも有数の売れっ子です。大学の後輩でもある彼と一緒にあちこち歩きながら久しぶりに建築訪探を満喫いたしました。
お昼の後は、一度見てみたかった東京カテドラルへ。設計者の丹下健三は同時期に代々木の体育館も設計している。内部の印象は圧巻の一言。カトリック教会が大切にする神の力を表現した垂直の大空間はゴシック的な空気感に満ち満ちている。手法こそモダニズムだがその権威の表現は正統なゴシックを感じさせています。
懸垂屋根で有名な代々木体育館。こちらも強烈でした。これを47年前に作ったとはほんとうにびっくりです。
この建物ができたときはこんな歌が流行っていたんですよね~。