■西岡の家(大規模リフォーム)
いよいよ始まった今年の現場、例年より3ヶ月も遅く、完成のころにはすっかり秋。
しかしスケジュールには恵まれなかったけれど、内容は充実したものになりました。
リフォームというと、まだまだ部分的修理の感が強いけれど今回の計画は、完成
するとまったく新築というもの。(要は~そっくさんです。)
耐震性や断熱性、省エネ性能も新築とほとんど変わりません。
今、世の中には中古住宅が余ってきているし、そうした中古住宅のほとんどが便利
な都心近郊の住宅街に建っていることを考えると、壊すよりはしっかり救う手立てを
考える方がこれからの世の中に合っていると思います。
しかし心配なのは、リフォームの中味。
実は日本では今まで新築中心だったがために法律もそう出来ていて、すなわち新築
するならばあれこれ守るべき法律や基準が多々あるのですが、直す(リフォーム)
となるとほとんど野放し状態。結果、「悪徳リフォーム業者逮捕!」なんて報道が過去
にもたくさんされました。
そこで西岡の家では「R住宅」の補助金を使うことで新築とほとんど変わらない品質を
確保しようと考えました。この補助金は北海道独自のシステムで今後建て主の皆さん
にはお勧めです。
ものすごく簡単にその主旨をまとめると、中古リフォーム住宅に新築なみの設計基準
達成を条件に最大200万円(平均約130万円)を補助するというものです。
その基準も北海道で生まれ、たくさんの実績をもつ北方型住宅の基準に概ね則った
ものですから、建て主にとってはさらに安心なのではないでしょうか。
まさに建築も新築からリフォームへ、エコノミーからエコロジーへといった感じがします。
*:詳しく知りたい方は: