今日は3月11日・・断熱に乏しい建築が どんなことになるのか、
私たちの暮らしとエネルギーのあり方について想いを新たにする日です。
あれから12年・・・確かに学んだはずでした。普遍性の高い工夫とは一体何かを?
いつも想いだせ教訓の中の教訓を!尊い犠牲が教えてくれた建築の極意を忘れないでいよう。
私たちは少しだけ進めたろうか?それとも同じところを回っているだけだろうか?
今年も心より手を合わせます。合掌そして黙祷・・
当時の言葉をけして忘れないでいよう・・
今日は3月11日・・断熱に乏しい建築が どんなことになるのか、
私たちの暮らしとエネルギーのあり方について想いを新たにする日です。
あれから12年・・・確かに学んだはずでした。普遍性の高い工夫とは一体何かを?
いつも想いだせ教訓の中の教訓を!尊い犠牲が教えてくれた建築の極意を忘れないでいよう。
私たちは少しだけ進めたろうか?それとも同じところを回っているだけだろうか?
今年も心より手を合わせます。合掌そして黙祷・・
当時の言葉をけして忘れないでいよう・・
2022年は新型コロナ感染症が収まりかけたと思った矢先、2月24日にはウクライナ紛争が勃発し、春先からは世界的なコロナ収束を背景に建築需要が急速に復活したことを受けてウッドショックが始まりました。毎月毎月、建材の値上げが続き一時は一部の輸入材が3倍という時期もありましたが、今では落ち着きを取り戻し、来春に向けては少し値下げの噂も聞こえています。12月現在は、円安と戦争の影響もあってかエネルギー価格の高騰が続き、私たちの暮らしに影を落としつつあります。
想えば・・14~5年前にはほぼすべての新築をオール電化で作っていました。断熱も壁がグラスウールで15~20cm、屋根が25cmのような感じでした。冬場の光熱費は2万円前後まだまだ安かった記憶があります・・その後2011年に東日本大震災が起きてからはオール電化はすっぱりと止め2009年から始めた300mm断熱の家(オール電化以外)しか作らなくなりました。その後もどんどん電気料金は値上がりしましたからあの時止めてよかったと後から何度も思いました。もちろん灯油やガスも値上がりしましたが・・特に2011年以降、道内は電気料金が国内一高い地域となりました。
そんな中、2022年は「追分の家」、「藻岩の家」というウッドショック時代に合わせて断熱構造を最適化した2軒の300mm断熱の家を完成させることができました。300mm断熱第一号の「銭函の家2009」から数えてちょうど38棟目と39棟目。来年は記念すべき40棟目の新築となる「発寒の家Ⅳ」、300mm断熱改修として「発寒の家Ⅲ」を完成させたいと思います。
今年もクライアントのみなさまには厳しい情勢の中、最高の環境でお仕事をさせていただきました。またコロナが収まるにつれ少しづつ復活したOBさま宅訪問、新築の見学会にもOB&OGさまをはじめたくさんのクライアントさんにご協力いただきました。久しぶりにお会いする人も居ましたが、どのクライアントさんも光熱費が高いとか寒さを我慢しているという人はおらず、幸せに気持ちよく過ごしているとお聞きして安心しました。こっから先は余談ですが・・14~5年前の断熱仕様とオール電化の家だと、今や冬場の光熱費が6~7万円という家も珍しくないとか・・私に断熱の大切さを教えてくれた当時の先輩たちには感謝しかありません。
現場で奮闘してくれた作り手や様々な建材の生産者のみなさんにも心より感謝いたします。地域のノウハウや建材を積極的に使って作る「300mm断熱の家」はみなさんのご理解と協力なくしてはできません。これからも心を込めて作っていただいた材料や仕事に答えられるように一層、精進したいと思います。
今年一年、お世話になったみなさま、ありがとうございます。よい年末をお迎えください。
冬季休業は2022年12/29~2023年1/5までとさせていただきます。
「藻岩の家」の各室スナップ。見学会では多数のご来場ありがとうございます。夏のみならず雪と氷点下を前提とした設計の数々をぜひご覧ください。
地方都市の共働きには車二台必要でしょう。とか・・靴や体に雪が付くことを前提にした玄関とか、ウインタースポーツや季節のアクティビティに対応する土間空間、基礎断熱で手に入る床下も照明と換気を完備して使える空間に変えようとか・・・ああ忘れてました・・ジンギスカンやBBQが一層楽しくなる半屋外空間とか/笑
当事務所のミッションは地域固有の「らしさを建築化」することなんです。
1979年竣工の「旧荒谷邸」の関しては・・現代に生きる主人公が40年前の石油危機の北海道にタイムスリップし、記憶(未来の)を頼りに当時の材料で建てた家みたい。壁、屋根の超断熱(壁250、屋根400(mm))はもちろんだけど・・手作りのトリプルサッシ、元祖パッシブ換気、ブロックならではのソリッドな特性を用いた吸放湿性、43年前の防湿フィルム、極小設備による全室暖房、太陽熱給湯、北国型の庇による日射遮蔽、北国型日射取得、北国型の縁側、GL以深に掘り下げた機械室(冷たい空気は最も低いところに集まり易い性質を応用し一気に効率よく暖めちゃう)自分も何回もおじゃましたけど・・行くたびに新たな発見を頂きます。
夜はみなさんで居酒屋へ・・
研修二日目は「北海道指導センター」さんへ。設立の趣旨を聞いてびっくり・・住まいの断熱化って当時も混乱や詐欺っぽい人をたくさん生んだんで・・消費者保護の観点から・・それってなんか今みたい/笑。
お昼で研修は終了・・みなさん二日間ご苦労様でした。研修を企画していただいた理事長のMさん、神長さん、そして平日にもかかわらず快く見学をお許しいただいた建て主さまに心より御礼申し上げます。またぜひ北海道にお越しください。みなさまの成功を心よりお祈りしています。
NPO法人)森と家を結ぶ会 https://moritoie.com/
今日はTWICEなんていかがでしょう