北郷の家の外壁がほぼ貼り終わりました。この後は1階のテラス工事に移りたいので、足場を早く解体したい。そこで外部から優先的に作業を進めて頂きました。
外装のUPがこの感じ・・鋸目の粗挽きをそのまま使うことで、防水等の対候性を確保しています。板と板の間を埋める押縁は取り外しが容易なビス止めとして外装の痛みに対する修理のし易さを重視しています。目指すのはこのまま半世紀(50年)使える外装です。
外部のセルフードが取り付きました。
結露水が外壁を伝って壁が傷まないように、通称:よだれ掛けと呼ばれる水切りが下部についているものを使います。ちょっとしたことですが・・よくセルフードから垂れた結露水が壁を汚している家を見かけますが、そうなるか否かはこの小さな製品選びにあります。
こちらは小屋根の上に取り付けた雪止め。小屋根は家に正面性を与えると同時に、二階の部屋に暑い日差しが入り過ぎぬように調整してくれる役割を果たします。その一方で、積雪期に雪が落ちるままにしておくと事故の元にもなります。そこで南側の日射熱と相性の良い黒い板金で融雪させつつ雪は下に落とさないように工夫します。
大屋根の水は下に設けた小屋根のトタンの上に落ちないように低い堤防を立てておきます。小屋根の上に雨だれが落ちるとタンタンとけっこうな音が響いてうるさいです。直に降る雨は仕方ないにしても大屋根の雨水がトタンを叩かぬように工夫をしておきます。高断熱高気密化された室内は非常に静かになりますから音に対する配慮がより重要になります。