本日も快晴の中、現場が進む「南幌まちなかの家Ⅳ」です。外は本日も30℃超え・・日向に居ると暑くてたまりません。
その一方で室内に入るとぐっと涼しく感じます。まだ肝心の壁付加断熱18.5cm厚は施工していませんが、屋根断熱の34cm厚は既に完成していますから2階に上がっても天井からの焼け込み(輻射熱)は感じません。むしろ窓から入る風が通り抜けて気持ちがいいと感じます。
長らく北国の家は冬の暖かさを第一に考えられてきましたが、ここ数年はそうした考えを少なくとも札幌周辺では改める必要がありそうです。
窓から入る風が気持ちよく通り抜ける二階のLDK。外気を入れているのですが外は30℃以上あっても室内は28℃程度で涼しく感じます。
骨組みの内に筋交の位置と固定方法を図面と照合しました。所定の筋交プレートを用いながら必要本数のコーチスクリューが使われているか確認してゆきます。
柱頭と柱脚部分を次々に見てゆきます。
こちらの柱頭部分もOKです。
木組みの露出部分については道産材の唐松を使用しますが、壁に隠れる一般部分にはJASの規格を満たしたスプルースの集成材を用います。その表示によれば・・柱に加工されたのは国内ですが、原木はなんとドイツから入っています。
ドイツのような所得の高い先進国でも森林経営をしっかり頑張れば世界と取引ができる。北海道のカラマツやエゾ松も将来、世界中で人気になればいいなと思いながら使っています。価格の事だけを考えれば地元の木材よりも輸入材の方が安いのですが、北方型住宅のルールに従うとともに、地域の生産者さんの協力の元地域材を極力使うようにしています。
青空の元どんどん現場が進みます。
「ねえ、これから何して遊ぶ?」、「とりあえず中央公園行かない?」、「いいよお~」そんな声が聞こえてきそうな下校時刻・・・幸せな街の一コマです。
今日は田園なんていかがでしょう