2024年11月20日水曜日

福井の家 2024.11.20の様子

 

外装の松材が概ね貼り終わった「福井の家」です。

室内では電気配線工事が完了しました。

壁のGWは原設計よりグレードUP。100mm厚(20kg/m3)から106mm厚(32kg/m3)と高性能化しています。

写真は53mm(1層目)をはぐり2層目を確認しているところ。


キッチンの換気扇はおなじみの同時給排タイプ

南東側に迫る隣家の緩衝帯となりつつ、夏はプール遊びやブランコ、もちろんBBQもできちゃうテラス。本来なら隣家と十分離して配置ができるといいのかもしれませんが、札幌市内に、そんな広い宅地は・・もう、なかなかありません。

人によってはテラスをやめればその分、少しでも離れが取れる・・なんて人もいますが実態は逆。わずか2m離したくらいじゃあ状況なんて何ら変わらない。

そこで縦格子で覆って逆に近づけます。

隣家に近づかざるを得ない配置計画の場合は、特にお互いがストレスにならないように何らかのクッションを工夫してあげることがすごく大切。隣家にとっては2階の寝室を覗かれる位置にダイレクトに窓を作られるのと、格子で見え難くカバーしてもらうのでは、たとえ同じ位置に窓が来ても全然、感じる圧は違う。反対に敷地を少しでも有効活用したい建て主側にとっても、先方と摩擦を減らしながら楽しい空間が増えることは一挙両得。

設計って基本は建て主さんの立場に立って事を進めますが、この見る&見られる問題を十分想定して解決策を用意しておくのって実はキモ中のキモなんです。

今日はバンアパなんていかが