2020年11月6日金曜日

南円山の家 外装工事

黒い外壁と赤い屋根が見えてきた「南円山の家」です。このカラーリングは道内ではとても伝統的なもので、1950~60年代にたくさん作られた三角屋根の住まいによく使われました。

ですので流行りは70年ほど前ですね(笑)
その後、様々な外装が流行り今に至るのですが、当時はコールタール塗りの黒い外壁、白ペンキを塗った窓と破風、酸化鉄から作った赤ペンキを塗った屋根の家が沢山ありました。

「南円山の家」はその当時から70年後の仕事になるのですが、外壁は安全な木酢系保護剤の黒、窓は樹脂製トリプルサッシの白、屋根は赤いガルバリュウム鋼板製の無落雪屋根に進化しました。
いつものように建て込んだ狭い敷地ですが、雪かきや、物置、積雪時の動線、車等を家の前で効率よく整理できるように考えてあります。

前面道路が狭いので動線部分は屋根だけ跳ね出して周囲への視界を確保してあります。