本日は「南円山の家」の二回目の気密測定でした。結果はC値:0.2㎠/㎡。当事務所で目安にしている0.3㎠/㎡をクリアしたことを確認しました。
「南円山の家」は36棟目の300mm断熱の家ですが、小さいながら非常に優れた性能を持っています。冬場のパッシブ換気の作動を安定させるために、また自然&機械換気の良さを実現するために建物本体の気密性はとても大切な事柄です。
意外にも気密がよくない家だと換気扇はぜんぜん役目を果たしません。その反面、気密を高めるともの凄く良く換気扇が効くようになります。
お馴染みタギ先生の測定器も新型になり・・・測定は多少楽にはなったものの・・価格は中々高額なので、測定の仕事頑張ろう!とおっしゃっていました。
セットを一式組み立てると結構なボリュームになりますが、ファンの音は凄く静かで(全棟気密測定をしてきたので、私もファンの周り出しの音で気密が出ているか否かは概ね分かるようになりました。)1回目から性能がばっちり出ていることが分かりました。
最近の測定器は暖機運転が必要で、室内気温8℃以下では望ましい測定条件とは言えないそうです。
こちらは外から引き込む100V電源。完成時の気密測定は意外に電源確保に苦労します。もちろん隙間風が入らぬように念入りに気密化します。
こちらは外部のセンサーもちろんしっかり気密処理します。
窓は最近ドレキップが多いので気密試験はやり易くなりました。
なるほど・・女子目線のもあるんですね(笑)