本日から始まった「常盤の家」の建て方。現場には大工さん4名が入り槌音が響きます。毎年、毎年・・何軒分も聞いてきたのに、何度聞いてもなんて良い音だろうと思います。
大槌(カケヤ)を握るのは宇野棟梁さん。どうぞよろしくお願いします。
2020年4月6日現在、東京をはじめとする三大都市圏では新型コロナウィルスが猛威を振るっています。幸い北海道においてはまだ影響はそれほど大きくはなく商流にも大きな影響は出ていません。
道内の場合は在来木造でも構造材に輸入集成材をよく使います。この柱はルーマニアから。写真を撮ってJASの等級を確認し記録します。
右に見えるのは件名の書かれた通し柱です。
その奥では棟梁が梁を掛けていますが剛床(厚物合板により床面に水平力を負担させる床。従来の火打梁や水平筋交いを不要とできる)が普及した北海道では梁同士の間隔は従来の1.8mの半分となりました。凄く床が丈夫になったのです。
また外壁廻りの柱間隔も同様に90cmが多くなり、無落雪屋根の積雪荷重を受け止めることに不安がなくなりました。
こちらの柱はフィンランドから
画面中央に赤く見えるのが地元のカラマツ材の集成梁、それを受ける梁はフィンランド産のスプルースの梁。理想は全ての構造材を近隣の山から集めたいのですが中々うまく行きません。
それでもここ10年程は地元のカラマツが好きです!と言ってくれる人が増えました。とても嬉しいことです。私たちも地域材をもっとPRしてより多くの建て主さんに地元材を知ってもらい地域のものづくりの力を守りたいと思います。
今日は面白いJAZZ見つけました。その名もデビルマン?聞いて納得(笑)