みなさん、連日の大雪まいりましたよね~(笑)。雪かき出動率が限りなく上昇する今日この頃です。(笑)しかしそうは言ってももうすぐ今年も終わり、休んでばかりもいられません。「西野の家Ⅱ」では雪かきしながらの建て方が無事完了いたしました。U棟梁をはじめ大工のSさんHさんほんとうにごくろうさまです。いつもながら見事に建ち上がり、これからが楽しみです。
北側にそびえる子供室の塔屋。屋根の上にとび出すことで南側からの光で明るく室内を満たします。
いつものように接合部の金物の確認をしてゆきます。
各部分のホールダウン金物の指定強度や
先張りビニールシートとの取り合い
極端な傾き等がないか否か確認してゆきます。結果はかなりバランスの取れたものでした。基礎の精度も高く良好です。引き続き、本日からグラスウールを入れ込む断熱工事が始まります。もうだいぶ慣れましたが、現場に搬入されるグラスウールの量が一般的な住宅の約3倍程度になるので置き場所もたいへん。しかしブログで何度もお伝えしたり、内覧会の会場で実際に体感していただいているように200mm断熱と300mm断熱では室内の穏やかさが比べものになりません。つくる立場の大工さんはたいへんですが、住まう人にとって圧倒的なメリットが実感できるのが断熱工事の特徴です。もちろん200mm以上の断熱は夏季の暑さ対策にも非常に有効。「夏に窓を閉めていたほうが涼しいなんて不思議です。」なんて声も私のクライアントさんの中には多いのです。一見、北海道では常識のように感じる断熱工事ですが、実はまだまだ冬の寒さに対する後ろ向きな欠点対応と捉えるむきがほとんどです。しかしその実態は通年を通し居住者に恩恵をもたらすものであることはまだまだ知られていません。簡単に言うと「北海道では冬型断熱しか理解されていないのです。」私は作り手の一人としてクライアントの皆さんから与えていただく貴重な実践の機会を通して「通年型断熱」に北海道の建物を進化させたいと思うのです。
今日は川村結花でもいかがでしょう。