今年で4回目になる「JIA.テスクチャレンジ設計コンペ」の公開審査が3/24(日)に終了した。私の所属する(社)日本建築家協会北海道支部のコンペ実行委員一同が毎年、社会性の高いテーマを選び、学生を中心にかなりの応募がある設計競技。今年のテーマは「共有」。
思えば...いつのまにか私たちの身の回りにはシェア(共有)することが増えていますよね~。スマホに代表されるように、なんでも個人のためにアツラエル便利さが喜ばれる反面、シェアサイクルやカーシェアリング、仕事場を便利な都心に仲間とシェアしたり...そういえば休みの日にはみんな家に閉じこもってないで、イベントや公衆浴を楽しむウォームシェアなんてのもありました。確かに家の燃費を下げることも大切だけど独りで暖房を占有するなんて今後はきっとかなり難しくなると思う。
そんな意味でこれからの私たちの暮らしに、シェア(共有)を持ち込むことでどんな可能性が広がるのかを競うコンペはとても興味深いものになりました。
一次審査を勝ち残った参加者が一人一人プレゼンに立ち自らの案を説明する。頭の中で完結していても、人に思いを説明するのって難しい。でもみんな真剣そのもの。良い刺激をいただきました。
今後も建築をもっと身近な物にして行きたいと考えています。未来の設計者を育て市民も楽しめる素敵なイベントになるように今後とも頑張ってゆきます。当日はお忙しいところご来場いただいたみなさま、忙しい中作品を提出してくれた多くの参加者の皆さん。この場をお借りして御礼申し上げます。