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2025年4月7日月曜日

南面採光は分かるけど・・



日本人が大好きな南側敷地・・夏は庭の緑が暑い日差しを抑え、冬に落葉すると室内にはたっぷり日が入る!・・いや入るはずだ!、入ると思われる?/笑・・そこで住宅街をフィールドワークしてみると・・せっかくの南面大開口の多くが季節を問わずカーテンを閉めている事実に気付く・・

要は年中薄暗く、冬は肝心な日射熱の恩恵も得にくいという不都合な真実を目の当たりにする。そこで住まい手にその理由を尋ねると「だって通りを歩く人の視線が気になるじゃない。目が合うと気まずいしカーテンで隠す以外ないでしょ?そりゃ日は日で入った方がいいけどね・・」と当たり前のように返される・・ふと気付くと自分も同様の暮らしをしていることに思わず赤面してしまった/笑

そうか・・南面大開口を想定通り成立させるためには、外から覗かれない・・という工夫が必要なんだなと今更ながらに気付く・・


今日は久々にバンアパなんていかがでしょう


2022年12月9日金曜日

第51回熱シンポジウム


 実は2009年から開始した自社設計案件のオール300mm断熱化。その取り組みを認めていただいて、開発者の仲間共々・・日本建築学会さんより表彰頂いたのがかれこれ4年前。本来なら翌年に講演となるはずが・・コロナのせいで気付けば2022年もあと僅か・・そんな訳で明後日12/11(日)に北海道大学にて少しだけお話しをさせていただきます。みなさまぜひ「第51回熱シンポジウム」へ!ZOOM聴講も可能みたいです。






2022年8月8日月曜日

ミハエルさんより

今日はKARVIのミハエルさんよりお誘いが・・洞爺湖の近くで面白い家作ってるから見に来てよ~とのこと。そんで急遽170kmのドライブ・・オーナーは外国の方で家に使う材木は基本全部自分で切り出したそうな・・おまけに断熱材はヘンプクリート。乾燥した麻の端材を土とバインダで練ったものでイギリスの大学で研究されたそうな・・またまた面白い人と出会えました。ミハエルさんありがと!(笑)

北海道っていいね/笑

幅30cmの梁・・あるとこにはあるもんです・・

サッシはドイツのVEKA

こちらがヘンプクリート。こんな風に練った(面白い表現だけど/笑)を壁に突きこんで行く

こちらがそのヘンプクリートを練るミキサー。本当はもう少し大きいのが欲しいそうな

まあ何と言ってもでかい窓・・

今日はE・モリコーネな気分ですね~






 

2017年10月9日月曜日

BELS

 
今年度の「地域型住宅グリーン化事業」から、当事務所も加盟する一社)北海道ビルダーズ協会の提案にBELSによる評価と★取得が加わった。従来は外皮性能のみだったが今回からいよいよ2020年を目指した確認申請とほぼ変わらない設計図書(図面)内容となった。
 
一社)北海道ビルダーズ協会HP http://www.do-ba.net/about.html
 
設計者としてはたいへんなこと極まりないが・・(笑) 住い手や社会にとってはむしろ良いというのか、当然な流れになりつつあると言ってよいだろう。
 
現在、木造戸建住宅(4号建物)の確認申請は非常に図面数も少なく簡単な手続きと言ってよい。構造と詳細に関しては特例が使えるので、実質必用な図面は一般図と採光、換気(排煙)チェックとシックハウスの書類等が中心だ。一方、外皮計算とBELS(一次エネの削減率を示すBELSは当然ながら設計しようとする建物の外皮性能を基に必要となる冷暖房をはじめとする各種の負荷を積み上げたものなので外皮性能が明らかでないと原則的には成立しない。)が加わるとなると申請の難易度は激変する。
 
平たく言えば、1:建具表(断熱サッシのU値やη値を記載したもの)、2:矩計図(床、壁、天井のU値を計算するためにはその構造を詳細に示せなくてはならない。)、3:外皮面積求積図(従来のQ値からUA値へと平成25年基準より外皮性能の指標が変わったが、それに伴って総熱損失量qを割る面積が床面積から外皮面積(床+壁+天井/屋根)へ変わったためその根拠を示す図面等が新たに必用となった。)実際にはこれら新たに増えた設計図書に加えて開口部の性能試験証明書や自己適合宣言書、断熱材なら物性特性書等が要求される。つまり2020年から住宅の確認申請はえらく厄介な手続きに姿を変えることが明らかになっている。
 
当事務所も国や地方自治体が推進するさまざまな補助施策に積極的に参加する中でこうした複雑化する手続きやさまざまな建物評価やその考え方を吸収してきた。今にして思えば、アトリエに閉じこもり自分を愛してくれる少数のクライアントの仕事だけをしていたらと思うと怖くなる。
 
また、施工者が非常にしっかりしているのが北海道の建築会の特徴だ。極論するなら、設計者がたいしたことなくても、施工者側で正しく補正して(図面を描き直して)まともな建物にしてしまう(していただいている/笑)という状況は今後、急速に見直さざるを得ないと思う。特にこれからを生きる若い設計者にとってこうした時代のもたらす意識改革の波は避けることが難しいだろう。
 
最近、東北を中心とした若手設計者、施工者の視察や現場見学の申し込みが多い。地元の若手設計者からの電話といえば、困った時ばかりである。両者と話してみて、明らかに北海道は今後、どんどん追い抜かれて行く立場になったと感じた。 若手のみなさん・・・頑張ってね!

「住宅ストック循環支援事業」にもBELSの評価が必要となる。設計者にとって自らの設計した建物のBELSを示すためには、外皮はもとより使用する設備機器(基本的にエネルギーを使うもの全て)に対する広い視点が求められる(設計者を名乗るなら当たり前だけど)。従来のように設備は御社の標準でお任せしまーす!なんてことだと・・・確認申請すら出せなくなりますよ(笑)

今日はJAZZなんていかが
https://www.youtube.com/watch?v=HsJavr4AI5M

2015年7月19日日曜日

断熱と夏の暑さの関係

 
断熱材のあるところは表面温度が34.2℃、ないところは45.6℃


先日、いつもおせわになっている樋口さんのところで屋根の断熱の有る無しをサーモ画像で撮影させていただきました。結果は写真の通りなんですけど、断熱は夏向き技術そのものだと思いました。EPS(魚箱等に用いられる白色のボード状断熱材)の50mmでもここまで違います。(笑)

今日は大好きなigrek-Uこの人は凄いよ!
https://www.youtube.com/watch?v=HDZMVpXPZsM

2014年4月12日土曜日

意匠屋目線で考える外貼断熱VS充填断熱


読んで字のごとく「外貼り断熱」とは柱の外側で断熱することを言う。そんな説明が一目で分る図と温度分布を示すコンター線(本来は等値線という意味だがこの場合は等温線)図。当然ながら壁の部分、部分で温度差が極端に大きい壁構造は躯体内の結露やカビ、室内の温度差等の問題を起こすことも多い。
 
                               
実際の工事の様子。断熱材受の木材の上まで熱が逃げにくいように正方形に切られた断熱材で覆っている。
 
 
室内は柱、梁が全て顕しとなり経年劣化の監視やさまざまなインテリアが可能になる。


 
よく断熱って「外貼」がいいのか?はたまた「充填」がいいのか?要は「ボード状」がいいのか?やっぱり「繊維系」か?で作り手の中でも意見が分かれる時がありますよね~(笑)みなさんはどっち派でしょう?実は私の地元の北海道では圧倒的に繊維系(充填主体)を使ったほうが一般的でリーズナブルなケースが多いんです。外貼派はちょっぴり高級なイメージでしょうか?しかし両者を比較するととっても面白いんです。写真は13.5cmのフェノールフォームを用いてグラ...スウール換算で30cmの外貼りと同じ性能にした外壁の計算書です。平均熱貫流率(U)は0.135W/㎡Kで前回の30cmグラスウールバージョンのU:0.127W/㎡Kとそれほど大差はありません。しかし繊維系と比べて壁を構成する積層数は2層も少ない7層とぐっとシンプルになります。理由は形状安定性に乏しい繊維系は充填するための「あて」(下地)が欠かせないのに対して硬いボード状の断熱材はそうした下地を大胆に減らせるからです。当然ながら熱橋は減少しコンター(等値)線も繊維系に比べて穏やかになります。なによりいいのは、性能追求型の人は柱間にグラスウールを充填すれば簡単に40cm断熱が出来ますし、このままでよいという人は本格的な真壁に挑戦するのもいいですし、大胆に骨組みを顕わしながら地元特産の○○材をアピールしたい!なんていうニーズもOK。性能もよくて、構造はシンプル!いろいろとアレンジの自由度も高いなんてことを考えると外貼りってとても魅力的です。まあ数少ない難点は材料が高価なことですけど...ぜひ全国の意匠屋さんに取り組んでほしい素材だと思います。

*注:実際の断熱受下地は柱と直行方向に入るが平面では表し難いので計算書のようにアレンジし断面形が見えるようにモデル化している。実際は450mm間隔の間柱は無く、90cmごとに柱のみが立つ構造となる。(室内写真参照)
*:解析:(有)タギ建築環境コンサルタンツ

今日はやっぱROCKですわ~アブリル!なんていかが?(笑)
むっちゃ!縦のりでっ!
 

意匠屋目線の温熱環境学


 


 写真は繊維系断熱材を用いて壁を30cm断熱したときの温度分布の様子をシュミレーションしたものです。コンター(等値)線図と呼ばれ、線が水平に近づくほど温度分布が穏やかであることを示しています。在来軸組み工法は1間(1.8m)間隔に柱が立つ構造なので作り手は壁の断熱構造をよく工夫しておかないと同じ30cm断熱の壁でも部分的に極端な温度むらのある構造になりやすいものです。

自分が普段何気なく書いている平面詳細図が実際にはどんな温度性状を示すものであるの...か知っておくことは、意匠ととても深い関係があります。意匠設計者の多くは壁や天井の仕上げに水性ペイントや珪藻土なんかを好みますが壁の断熱性が低く温度むらの多い構造だとこうした繊細な仕上げの多くは暖房シーズンの後にクレームを起こしやすいのです。けして職人さんが下手なわけでもなくまして、手抜きなわけでもなく温度むらの激しい同一面で同じように乾燥し収縮させようと考える方に無理があることも少なくありません。要は何センチ断熱すれば内装が痛みにくい均一な温度分布になるのか?普段から意匠設計者は自らの壁や屋根や床の「断熱仕様:温度分布」を感覚的に身体化しておくことが結果的に仕上げ選択の自由度を広げます。

それに~...精神的な安心感を得ることが制作意欲の維持にどれほど必要か?意匠設計者なら知らない人なんていませんよね。(笑)

写真は外気温-10℃、室温+22℃の条件で壁内部の温度分布をシュミレーションしています。室内側の石膏ボードの表面温度が21.3℃でほぼ水平に安定していることから柱の室内側に入れた5cmの断熱材が意外に機能しているのが分ります。また間柱や断熱の下地をジグザグに雁行させ熱橋がストレートに通らないように工夫した点も1~6の部位別のU値から効果が認められます。しかし柱という大きな断面はやはりU値がかなり下がることも事実。たとえば建物の隅角部は構造材が集中しやすいところなので事前にディティールをよく検討しておく必要があると思います。

*注:写真中の温度条件、室内:20℃、室外:0℃は誤り。室内:22℃、室外:-10℃が正解。
*:解析:(有)タギ建築環境コンサルタンツ

今日は実施設計中なので気分はあげあげ!グリンデイなんていかが!
最高だぜ!ビリージェイ~!

http://www.youtube.com/watch?v=cDBlqu6KF4k

2012年11月3日土曜日

小室さんの体験セミナー

今日は、尊敬する先輩建築家の小室氏の体験セミナーに行ってきました。30年以上前から外断熱に取り組み、北海道を代表する環境建築家として全国的に知られています。私も最近よく使う0勾配のシート防水屋根や今や広く北海道で使われるようになった北欧製のトリプルガラスのサッシをメジャーにした建築家の一人と言ってよいでしょう。建物は保育園ですが、200mmのRC外断熱という理想的な建物の外皮(壁、屋根)ということです。この日はその穏やかな室内の気候を体験することを目的に無暖房状態のまま日本全国から100名を超える建築家や専門家が集まりました。私もいつの間にか実行委員になっていて(笑?)当日はしっかりお手伝いに行きました。

全国から集まった人たちを前に講演する小室氏。

北海道の建築家の良いところは立場にこだわらずお互い仲が良いことでしょうか。左が若手女性建築家の櫻井さん、右が毎回お世話になっているPS暖房機の広田さんです。

当初は少し寒かった会場は集まった人々の体温ですぐさま快適温度帯となり、東京から来た人などはこの後の懇親会で上着を脱ぐ人も...、外気温は7℃ながら室温は20℃で寒さをまったく感じません。写真でこうした上質な室内の穏やかさが伝わらないのが残念ですが、北欧の高級車と古い軽自動車の冬場の室内の差なんていえば少しは伝わるでしょうか?けして機械的に調整された空気感や空調感ではなくて、基礎体力として持っているポテンシャルが高い。そんな室内気候を感じさせてくれます。木造で私が作る300mm断熱もコンクリートやブロックの外断熱をお手本にこうした穏やかさを木造で再現できないものか?を目標にしているのです。

私も大きな影響を受けた宿谷先生のエクセルギーのお話し。もう最高でした!

2010年8月29日日曜日

長沼へ

美しい空の下、一路長沼へ、尊敬する荒谷先生の農場を見学に行きました。北海道の建築における断熱の権威として、学生時代に読んだ論文に感動したことを今も忘れません。断熱は人工的なものではなく命が生きてゆくために自然が用意したもの。地球は大気により外断熱された惑星である。その断熱がなければ太陽熱も宇宙の寒気も一切遮断することができない死の星になる。みなさんは断熱をこんな風に考えられますか?そんな先生が今夢中になっているのが農業とのこと。北海道の基幹産業である農業に建築で培った断熱の知識を応用しながら暮らしの中で仲間とたくさんの実践を行っている。


こじんまりとした農場の看板

離農した農家の母屋を断熱改修してある。壁には30cmの断熱とのこと。
自らセルフビルドで作られた断熱貯蔵庫を説明していただいた。

ビニールハウスでは寒暖の差が激しすぎて、苗作りには必ずしも適さない。断熱することで環境を穏やかにするとさまざまな可能性が見えてくる。

暖房ボイラーも給湯ボイラーも手作り。

2009年9月21日月曜日

ドイツのEco


今日は数年前に行ったドイツのお話し。
今後、先進国である以上避けて通れないのが、「環境」というキーワード。残念ながら日本は個々の環境技術は世界一なのに、社会全体の目線で見ると世界に大きく水をあけられている状況です。日本と比べて最も大きな違いを感じたのは、「環境」といったときに日本ではすぐに経済や社会保障や雇用制度等と同列に論じられるのに対して、ドイツは「環境的」な「経済、社会保障、雇用etc....」という表現であらゆる物事の最初にまず「環境」を付けてそれぞれを捉える点でした。したがってよく耳にするような「環境か経済か?」といった図式の議論が非常に少なくて、あえて言うならば大切だと思われる全てのことは環境的な視点を持たねばならないと、既に国民全体が意識を切り替えているように感じました。丁度それまでの「コスト」のようにそれぞれ分野が違っても、行なう以上は掛かるものといった感じでしょうか。しかし「環境」と「コスト」と言った時にまだ日本では「理想」と「現実」のような響きを感じてしまいます。しかしドイツ人の話を聞いているとむしろ反対で従来の「コスト」中心の発想に「環境」を加えることで、真の「コスト」が分かるというのです。ムムッ??その心は???
たとえば電気は私たちの生活に欠かせないものです。これは100年後も200年後もおそらく変わらないでしょう。ならばこうしたエネルギーを石炭や石油、ウランといった外国の資源に依存しないで暮らせる社会にさっさと切り替えた方がコスト的に得じゃないの?ふんふん。そんな大事業を先進国に先駆けて実践しノウハウを確立したならば、そのノウハウには一体いくらの価値が付くと思う?なーるほど。
なんとシンプルで当然のお考え。日本ってやっぱりいろんな、中くらいの問題の陰に大きな問題を見逃しているような気がするのは私だけでしょうか?最近よく「山本さんは環境系だから~」なんて言われます。反面それは「デザイン系ではないよね~」と言われているようにも感じます。やっぱり「環境」と「デザイン」を同列に論じて比較するところから議論が始まるようです。でも両者を比較して「どっちが大切?」なんて考えること自体、なんだか時代遅れだと思いませんか?環境とデザインは比べるものじゃなくて両立させるものだと思うのですが。(笑)

古い建物の屋根架け替え工事。外断熱は当たり前、しかしこの厚さは尋常ではない。ドイツでは現在エネルギーパスという制度が普及している。簡単に説明すると建築を含む全ての製品にエネルギー消費量の表示を義務付けるというもの。不動産の場合は、古い建物でもこの数字が高ければ市場価値が高く、税金が安くなる等の優遇政策のメニューも充実している。「省燃費=高い環境性」という新たな価値観を国が示し、どうすれば古い建物でも壊さずに価値の持続や再生が可能か?という問題に一つの答えを出している。日本の場合、ここが圧倒的に弱く、古い建物の市場価値は限りなく0に近く、新築並みの大金を投じてそれを直したところで、税の優遇はおろか評価もしない場合が多い。結果、新築の方が安いといった、目先の工事費のみでコストを論じることになり、いつまでたってもスクラップ&ビルドの悪循環から抜けられない。このブログで紹介している「西岡の家」は同規模の住宅の僅か半分の工期で、ほぼ新築と同等の性能に再生できる。環境負荷は遥かに小さく、寿命は少なく見積もっても今後40年以上は楽に使用できる。既に32年を経過しているのだから、70年以上住まいとしてお役に立てることになる。考えて見てほしい、今私たちの身の回りに70年以上ゴミにならずに使えるものがどのくらいあるだろう?きっと日本なら建物はおろか街自体が別の世界に様変わりしてしまう年月だろう。
古い街を残すということは、工事費的には、割に合わないかもしれないが、次の世代に引き継ぐローンや金利、維持管理や最終処分のコストと捉えるとむしろ大きな可能性を秘めていることに気付いてほしい。


現場にタワークレーンが常備されることの多いドイツでは、かなりの建築部品が組み上げられたまま上空に運び上げられる。


ドイツの国会議事堂、上に見えるドームはイギリスの建築家:ノーマンフォスターの設計、自然光を議場に落とし、大幅に照明コストを減らすとともに、ドーム上部から旅行者は会議の様子を見学できる仕組み。議場見学の列に並ぶ多くの人が見える。



建物の外皮を二重、三重に覆い、主に太陽光の取得や換気計画を「隠す」(意匠的に)のでは なくむしろ建物の新たなデザイン要素として取り込む点に注目してほしい。単なる四画いシンプルモダーンではなく、呼吸する建築とでも表現できそうな、可変性の高いファサード。(建物の主な外見)


CDU:(ツェー.デー.ウー)ドイツキリスト教民主同盟、メルケル首相の所属する党の建物。屋根にまで大胆にガラスを用い、建物をすっぽり覆うかたちの提案。ここからは山本の想像だが、おそらくこの二重外皮の意味は、陳情やその他の応対が集中する与党のロビーや待合という「大面積が必要な反面暖房エネルギー的にはそこまで必要のない部屋は極力太陽光でまかないましょう。」それ以外の執務室や職員の詰め所などはしっかり建物の壁と屋根で覆いましょう。ということではないのだろうか?