自己紹介

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札幌市, 北海道, Japan
はじめまして。 北海道、札幌市で設計事務所をしています。 暮らしに最も近いものづくり「建築設計」 地域色豊かで環境的、使いやすくて長持。 そんな暮らしのデザインが大好きです。 社会の悩みを建築デザインのテーマにすると面白い! そんなことを考えながら今日もスケッチしています。建築(暮らし)のお話しあれやこれ... どうぞお楽しみ下さい。

2011年6月30日木曜日

ASJ青森イベントを終えて

青森に来たのは修学旅行以来、でも飛行機で30分で着くんですね~(笑)

飛行機も小さくてかわいいサイズです。

それこそあっという間の本州上陸です。

青森の街は想像していたのとは大違いで、並木が美しく海にも面した都会でした。

いったいなんだろう??と思いきや~

実は「青森観光物産館」、内部はお土産物屋さんの屋台が連なり賑やか。

街路樹の植益にツル薔薇?なんだかお洒落でした。

会場の青森県立美術館には、本州の建築家の皆さんたちがほとんどで、北海道からは私を含めて二人のみ。でもそこは同じ建築家同士、最近のプロジェクトのお話やご当地事情で和やかに盛り上がりました。左側が金沢の小笠原さん、右が埼玉の岡平さんです。小笠原さんはビフォアー&アフターのいわゆる匠でもあります。

ホテルから見た市街と港の風景。海に面しながらかなり平野部の多い街の構造は北海道では珍しいなあ~と思いました。函館も小樽も坂が多く山が迫っているでしょう?

雪国なら皆屋根で苦労している様子をホテルの窓から写しました。でもこの屋根作るの難しそうですね~(笑)

こちらは三角屋根の雪が隣の屋根に落ちてしまい、仕方なく雪止めを全面に付けた様子にお見受けいたしました。(笑)そういう隣の家も自分の雪が滑って裏に落ちぬように屋根の真ん中に雪止めを付けながら落雪量を加減している苦労が伝わります。

今回のASJのイベントは二日間、たくさんのご来場をいただきまして誠にありがとうございます。またホストとして準備をしご招待いただきましたASJ関係者の皆さま、㈱阿部重組のスタッフの皆さまにもこの場を借りて御礼申し上げます。

2011年6月24日金曜日

青森

 本日はASJのイベントで青森に来ています。青森は中学校の修学旅行以来でしょうか、本日の天気は曇り、でもずいぶん暖かいですね~。
 実は今日の晩ご飯は、同じ札幌から参加した建築家の浅香さんと一緒でした。一緒に差し向かいでお話しするのは初めてですが、これからの社会のこと、建築の未来のことをいろいろと話し合いました。「建築は社会的なものであるべきで、建築の設計に夢を持つ若者たちを応援したい。」そんなお話を聞きながらまた素敵な建築家を見つけてしまいました。(笑)普段はあまり一緒に交流することが少ない私たちですが実際に会って相手の話を聞くことはお互いにとても刺激になります。

明日は二人とも初の青森イベント,精一杯がんばります。


浅香さんのHPです。おしゃれですよ~(笑) http://www5.ocn.ne.jp/~aad/

さて今日は尊敬するビリーの曲一緒にいかがですか 

http://www.youtube.com/watch?v=gU3tF2OkFCY

2011年6月23日木曜日

旭川へ

本日は旭川へ、写真は駅前の西武デパートと買い物公園通りです。実施設計の途中経過報告と今までのご無沙汰のお詫びも兼ねて(クライアントさんごめんなさい。)行って参りました。

敷地は古くから開発された住宅街の一角にあります。既に周囲に建物が建てこんでいる中での計画ですから、視線の遮断や採光に通風の確保、要は建物にフィルターとしての仕掛けをいろいろと盛り込み必要とするもの以外の交通整理をすることが今回のメインテーマです。もう少し分かりやすく言うとたとえば採光と換気のために窓を作ったとして、その前に交通量の多い国道や大通りがあれば通りの騒音や排気ガス、視線が気になって閉めっぱなしになりやすいですよね~?特に女性の一人暮らしだったりすると防犯上もよろしくないわけです。
 一般論として窓は壁に腰上の高さに付けますが前述の通り、周囲の状況によってはその一般論自体が意味を持たないことも多いところが建築の難しさです。そこで私たち設計者は窓や建物にいろいろと工夫を盛り込んでこうした一般論では解決しづらいケースに対応するのです。たとえばわざと足元に窓を下げて視線を入りにくくするとか、高窓にして曇りガラスを併用することで天井と壁を室内の反射板にして家の奥まで少ない光量で明るくしたり、あえて開閉しないFIX窓とし通風は断熱ガラリから取って、防犯性と通風を両立したり、建物全体を白くして街灯の少ない裏の通りを明るくしたり等々様々な手を考えるのが市街地の建替えの楽しみでしょうか?(笑)

同じ敷地であっても異なる建築家が向き合うと全く異なった方法論を考えますよね~?
でもそれってとても不思議だとは思いませんか?(笑)

今日はすっかり「のだめ」で有名になったショパンのエチュード。
凄まじいテクのリシッツアも圧巻ですが、天才少女の愛実ちゃんも凄い。
音だけ聞くと、若い愛実ちゃんのほうが巨匠の落ち着きを感じるのは私だけ?(笑)

さて明日は青森まで行って来ます。

2011年6月20日月曜日

着工

昨年より進めてきた西野の家が無事着工しました。建替えなので地鎮祭はありませんが、先代の家を解体した後にテープを張って、建物の位置を明示し建て主さんに確認していただきました。図面と現場の差を理解していただくためと、まず着工時に大切な①道路→②敷地地盤→③エントランスレベルの確認を行います。要は建物に入る階段やスロープの高さを、道路、敷地内地盤、から逆算して無理のない高さに決めることを行うわけです。この手順をミスると、なぜ玄関ポーチの一段目がこんなに高いの?とか低すぎるの?なんてことに陥ります。安全に容易に家の中に入れることがまずは大切。そんなわけでこの高さの基準をどこに置くのか決める作業はたいへん重要なのです。

たとえば右隣のお庭の地盤面が高いままだと降った雨は自分の敷地に流れ込みやすいですよね?この程度の差なら少し盛り土や敷き砂利で調整可能です。

以前あった前庭の盛り土レベルに合わせて植えられていたオンコは盛り土を排除すると当然ながら高くなります。この場合も敷地内に少し盛り土をする等して(オンコの廻りに残る石を埋めることで)新たな玄関前のレベル(高さを)つくり、玄関ポーチの一段目を最適に設定します。
高齢化社会においては、こうした屋外と室内の普遍的な動線の確保が欠かせません。かつての高床スタイル(1階:車庫、中二階:玄関)のように若いときにしか住めない間取りもまだまだ作られています。「子育て中物入り時代」の一時のために収納性を重視するのは分かりますが、二~三十年で家に入ること自体が困難になるようなつくりは、やはり改善の余地があると思います。

2011年6月16日木曜日

東京オリンピックの年に

事務所の向い、1964年、東京オリンピックの年に完成したアパートの解体が始まった。ご存知、商店街の中にある私の事務所の近辺は、昭和レトロな雰囲気が漂う一角。昨年最後の入居者も離れずっと無人の建物だった。まあ建物に興味のない人にとっては古いだけのボロアパートにしか見えないが実はこのアパート47年前の竣工当時はたいへん画期的なものだったそうな。



この頃はまだ無落雪屋根は登場していない。屋根に雪は載せておくべきものではないと考えられ、仕方なく道路側に雪が落ちる三角屋根スタイルだった。

断熱はまったく入っていない。ストーブを持ち込むことが冬への備えだった。当然ながら集合煙突は欠かせない装備だった。しかし当時の灯油の安かったこと。資源のない国ながら燃料の安さは驚異的だった。

最も当時の間借り人たちを驚かせたのがこの斬新な間取りだった。それはなんと言っても、玄関の有無であった。
 そう、当時自らの専用玄関を通りに対して持つなどという贅沢極まりない間取りはたいへん珍しいものだった。通常は下宿よろしく、共用玄関、トイレも炊事場も共用が当たり前。そんな時代、隣戸と壁を共用するのみで、専用の玄関ドアに炊事場やトイレ、なんと浴室までが各戸に設えられた借家の画期的だったこと!当然、家賃は高額で一流企業の社員やその美しい若妻たちが主な入居者たちだった。当時を知る床屋の久美さんは言う「記念にドアノブをもらったの、今でも通ってくれるお客さんに見せてあげたくて。」
始めることとやめることは簡単、続けることはたいへん。
私もいつか久美さんのようになりたいと思う。

でも1964年はこんな感じだった。 http://www.youtube.com/watch?v=DSRyUvem8UM

2011年6月15日水曜日

6月に想うこと

6月は、露地栽培の野菜も採れ始め、気候が穏やかになるよい季節ですよね~。
このブログをお読みの皆さんに本日伝えたいのは、6月の今時分の温度の心地よさについてです。寒くもなく暑くもない6月の.い.ま.ご.ろを冬場に再現することを目標に建物の室内気候をデザインしているのです。

これに関してもう少し詳しく説明しますと、一年の中で今の季節が最も床、壁、天井そして窓の温度差が小さくなり、気温は20℃少々ながらほとんど寒さを感じない室内環境となります。まさに自然が季節を先生にして「山本君、高品質な暖房とはこうした寒さのない状態ですよ。冬の室内のお手本にしなさい。」とささやいている。といったらきっと分かっていただけるでしょう。(笑)

みなさんにぜひこの温感に対する感受性に目覚めていただけたらこんなに嬉しいことはありません。冬の室内がなぜ20℃では寒く感じるのに、6月ならむしろ快適に感じるのかもうお分かりだと思います。部分的な25℃よりむらのない20℃。気温より各部の表面温度。快適さや健康性は大切なデザインです。家中を有害な寒さのない穏やかで健康的な気候に調整することは、欠かすことのできない北国のデザイン。見た目もたいへん重要ですが、こうした見えないところも入念に心がけています。けして必要以上に暖かく(エネルギーを無駄使い?)することなく、大切なことは、寒さがないこととなにより穏やかなことです。

なかなか文章で表現が難しいのですが、なにかこう「ふんわりと居心地のよい感じ」というのか、いつの間にか夜になって、「ところで暖房入ってなかったの?」みたいな、寒がりの人がストーブやヒーターにかじりつくこと自体を無意識のうちに忘れている...(笑) 要は今の季節のような家を今年も仲間たちと一緒に精一杯つくりたいと思います。

音で表すとこんな感じでしょうか(笑)

 http://www.youtube.com/watch?v=uVDqWNqsEAg&feature=related

2011年6月11日土曜日

R住宅と住宅検査人

新築の際は、法的に定められた手続きや守るべき基準がたくさんありますが、リフォーム(修理)はほとんど建て主の裁量に任されているのがわが国の実情です。自由である反面野放し状態となりやすくリフォーム詐欺のような被害も後を絶ちません。でもストック型社会とは文字通り、新築よりリフォームの割合が多くなる世の中です。今までのスクラップ&ビルドのほうがむしろ不自然。これからは新築力よりリフォーム力ってことでしょうか?しかしリフォームもいろいろなブランドや仕様があって迷いますよね~?私の事務所では二年前からR住宅仕様の「大規模リフォーム」に積極的に取り組んでいます。

 北海道、住宅供給事業者、不動産業者が官民一体で取り組むR住宅は、いわゆる「リフォームのミシュラン」、改装計画をたてる際に第三者(この場合は住宅検査人)の診断を設計に盛り込むことが一つの条件になっています。まさにセカンドオピニオン。従来の調査人=設計者=工事業者といった一人3役の弊害を改め、複数の専門家の診断がリフォームの中身に生かされるところがR住宅の一番の特徴なのです。

 検査をしていただいたのはエスパス一級建築士事務所の宮下氏。R住宅にリフォームする上で必要となる住宅検査人の資格取得者、第一号です。同社は既存住宅の調査に特化したノウハウを有し、丁寧な仕事には定評があります。この日も約4時間掛けて家中を調べていただきました。毎度の事ながら、家づくりに対する環境はたいへん恵まれているのが北海道のよいところです。

今年もR住宅の参加事業者の募集が始まりました。

詳しくは:R住宅HPまで http://hokkaido-r.jp/

既存住宅の調査.診断なら エスパス一級建築士事務所 http://www.espas.biz/


R住宅の検査内容は現在、目視検査の中では最も詳細なものの一つでしょう。写真は床の高低差をレーザー水準器で測っているところ。


こちらは床の傾斜を計っているところです。


拝啓 日本人の皆さまへ(私も含む)

これから大切になる思考法の一つに「ものからしくみ」への発想の転換があると思います。思えば福島の原発は電力不足の解決を目的にした巨大な「もの」にほかなりません。2011年3/11以前まではそうした「もの」による解決があらゆる面で最適と考えられていました。原発に疑問を呈する人は現実的な視点に乏しいと非難されました。しかし3ヶ月を経過した今、だれも原発を最も安全で安価な解決策とは思っていませんし、自然エネルギーへの転換を笑う人の方が少なくなりました。むしろ「たった一度の事故でなんて高くつく代物だろう。最終的にどこまで被害が拡大するのか想像もできない。」というのが本音でしょう。一方、こうした悲劇を契機に安易に「もの」に頼らず「しくみ」「しくみ」づくりに目をむけた動きが高まっています。節電という意識を社会全体で実践することで電力ピークは予想以上に下げられることに気付きましたし、そのほうが次世代?省燃費エアコンという「もの」の登場をまつよりずっとスピーディーでした。(笑)大企業の経営者でさえ自然エネルギーの分野こそむしろ将来性が高いと声を上げ始めていますし、不安定な自然エネルギーを生かして暮らすためには、太陽電池の効率UPより、それらの本質を多くの市民が正しく理解することや、社会に根付く仕組みづくりが欠かせないことに今皆が気付き始めています。ハイテクとは明日には古くなる技、ローテクとは1000年後も廃れない技。こんなことを考えている私はやはりマイノリティーなのでしょうか?
今日でちょうど3ヶ月。お亡くなりになられた方々に心より黙祷を捧げます。また被災地の一日も早い復興をお祈りしています。

I LOVE ビリージェイ! http://www.youtube.com/watch?v=cDBlqu6KF4k





2011年6月8日水曜日

お祭り

私の住む札幌の隣に小樽という街があります。かっては札幌を凌ぐほど賑やかで北海道の経済の中心だった時代もありました。今では当時を偲ぶばかりですが、このシーズンは小樽のあちこちで毎週お祭りが行われます。神社が多く坂の多い小樽のお祭りは小さなものでもなかなかに楽しいものです。伝統ある神社の佇まいもぜひ見てほしいなあ~と思います。

潮見ケ岡神社は築港駅からすぐ。

小さな神社ながら、町内の子供たちの踊りや

伝統的な仮装行列に...


町内のお姉さん(笑)やお兄さん(?)たちに。

行列に参加する子は朝からきれいにおめかししてもらい、お父さん、お母さんと一緒に行列に加わります。

仮装行列が過ぎるといよいよお神輿の登場です。町の若衆に混じって各地から自慢の半纏に身を包んだ担ぎ手たちが、威勢よく登場します。


ほんとうに北海道??とお思いの方々も多いと存じますが、この雰囲気と熱気は、歴史ある街のみが持つ魅力に溢れています。毎年、町内会でこんな写真が撮れるところもどんどん少なくなってきました。

大通りを行くお神輿。

男は背中で語るもの!かっこいいですね~。私もこんな半纏で地鎮祭や上棟式に望みたいものです。設計の職人ですから、柄はさしずめ三角定規なんていかがでしょう?(笑)でも祭りの時の鳶の親方衆の実にかっこいいこと!

仕切り役の拍子木の合図でお神輿は鎮座。全員で一本締め!よ~おっ!

やはり港町小樽にはこんな歌が似合います。っていうか境内のカラオケ大会では毎年必ず熱唱されているはず。(笑)

お~い さぶちゃ~ん!

2011年6月6日月曜日

一路稚内へ

車で北を目指して5時間半。北海道は広いですね~(笑)。今日は300mm断熱仕様のオフィスの打ち合わせで稚内に来ています。雨に煙る天塩川。きれいです。

ひたすら直線が続く道北の風景。旭川の勤め人時代を思い出します。今年は道北の案件が二つあります。道内一寒いところですからいよいよ真価が問われる年になりそうです。
今年竣工する家たちはすべて300mm断熱で設計してあります。すっかり標準設計になってしまいましたが(笑)、これからは一層、自然エネルギーや再生可能な社会を考えながら、そうしたコンセプトを建築化することが注目されるでしょう。まさにそれこそわが使命!

今日の曲はミッション http://www.youtube.com/watch?v=hVXMTNKIEak