自己紹介

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札幌市, 北海道, Japan
はじめまして。 北海道、札幌市で設計事務所をしています。 暮らしに最も近いものづくり「建築設計」 地域色豊かで環境的、使いやすくて長持。 そんな暮らしのデザインが大好きです。 社会の悩みを建築デザインのテーマにすると面白い! そんなことを考えながら今日もスケッチしています。建築(暮らし)のお話しあれやこれ... どうぞお楽しみ下さい。

2015年8月25日火曜日

平和の家 始動

昨日、「平和の家」の申請書類一式を民間確認機関に提出しました。「平和の家」は申請上、長期優良住宅に適合し、地域型住宅グリーン化事業の長寿命型に該当し、フラット35Sの金利Aタイプの仕様規定を満足します。要は国の定める省エネ性能を大幅にクリアし、金利優遇をはじめとする様々なインセンティブに答える設計としています。その一方で申請に必用となる書類や図面、認定書や補足説明書等の量は爆発的に増え、これが30坪の木造住宅の新築に必要な書類と言ったら、驚く人も少なくないでしょう。(笑) 確かにある時期まで木造住宅が法的な縛りをほとんど受けない事に作り手といえども不安を感じる事がありましたが、ここ10年で新築に関しては急速にすべき事柄が増えその内容も整備されてきました。特に北海道は断熱をはじめとする躯体性能の高さも相まって、新築に関しては建てて損のない時期が来たとも言えるのではないでしょうか。

話は変わりますが、はじめて建物の断熱性をQ値ではなくて新基準のUa値で計算しました。「平和の家」のUa値は0.18W/㎡K。設計基準値を倍以上上回ることができました。9月からの現場が楽しみです。
 
今日はPerfumeなんていかが https://www.youtube.com/watch?v=XFspdThBHqM

2015年8月19日水曜日

山の手の家 竣工お引渡し

建て主さまをはじめ、たくさんの方々のご協力のもと取り組んでまいりました「山の手の家」の性能向上リフォーム工事が無事完了し、本日お引渡しの運びとなりました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。想えばご相談をいただいてはじめてお伺いしたのが昨年の4月。一時は建替えも検討しましたが、わずか築12年の事もあり、長年住み慣れた地域で修理できるものは極力直して使おうとなりました。建物は堅牢でしたが当時の断熱関連の施工や理解度は不十分で躯体内結露や大規模な漏気があちこちで生じていました。無駄の多い間取りや最もよく使う居間や水廻りが最上階なこと、またそこまで上がる階段が窮屈で急勾配なこと等々、断熱構造のみならず間取りも含む建物全般に関する見直しが必要となりました。一方で普段の新築では絶対に経験し得ない貴重な体験やノウハウを得る機会となりました。私たちが普段、当たり前に行っている断熱や気密ですが充分な理解のもとに確実に行わないと危険でさえあること。もし断熱構造を誤るとそれを根本的に直すことは非常に難しいこと等々作り手として忘れられない仕事となりました。
 
リフォーム前の「山の手の家」。居住部分の約1/3を占めていた3階部分を丸々減築し、そこにあった機能を2階に吸収、大胆に間取りを見直して、5人家族が過不足なく暮らせる家にします。もちろん減築は建物重量を大幅に減らし耐震性を向上させることや階段の上り下りといった垂直動線の短縮にも寄与します。
 
こちらは南側からの眺め。隣地の大きなさくらんぼの木が涼しげな木蔭を作り居間の窓に緑の影を落とします。新たな計画ではこの南側に2階のテラスを設け居間と連動した半屋外の気持ちのよさを取り入れました。この8畳の大きなテラスは野菜のポッド栽培やバスコート、BBQをはじめとする家族のレクリエーションにも大活躍します。
従来は南に開口部が少なく、閉鎖的な印象でした。

新たな居間からは、さくらんぼの木の緑を窓一杯に楽しむことができます。
 

読書好きなご家族のための「家族コーナー」。子供たちの勉強スペースや主婦にとっての家庭事務をこなす場所として最近はとても人気があります。
 
ゆったりと架け替えられた階段。材料は北海道らしく白樺です。
 
今日はおめでたく竣工なのでヘンデルなんていかが
 

 



2015年8月8日土曜日

山の手の家 完成直前

内装され、見ちがえるようになった「山の手の家」。後もう少しで完成です。什器や備品等々一気に揃い。本日屋外テラスを取り付けて大工工事は終了です。

家族コーナーの本棚。読書好きの家族のための大容量。

こちらはキッチンへの動線。突き当たりは屋外テラス。「テラスでハーブやポット野菜を育てましょう!」なんて今日、現場にお越しになった奥様とお話ししました。私も夢なんですけど、キッチンの一角からテラスに出られてそこが家庭菜園なんかになっていたら最高だと思いませんか?(笑)天気のよい午後は家族でお昼を食べたりできるテラス。いつも考えることは、北海道の暮らしを楽しめる間取り。対面型キッチンで居間、食堂と一体になる北海道スタイルの室内をどんな風に楽しく料理しようかと今回もいろいろと悩みました。

LDKの大窓の外がいわゆる外部ではなくテラス空間になっています。ポッドで野菜やハーブを育てたり、食事をしたり、またこのテラスはバスコートを兼ねていてゆったり浴槽につかりながら外の景色を覗き見る事もできるんです。テラスの正面には隣地のさくらんぼの木が立派に茂り、南側からの視線を遮っているのでこのテラスの雰囲気はとても落ち着く感じになりました。

こちらは建て主さんが長年愛用されてきたテーブル天板。古いウレタンと傷を削り、WAXで再塗装して据え付けます。
 
今日はさかいゆうのストーリー。う~んいいぜ~!

2015年8月3日月曜日

夏は海ですね~

仕事の合間を縫って、行って来ました。海、うみ、うみ~っ!毎年行っている秘密の海岸。地元の人しか知らないのでいつも空いていて貸しきり状態です。

こちらはカニ獲りに取り付かれた次男とその友人約一名。岩の下の穴場には大物がたくさん。しかしそれがまた獲れないんですよね~。(笑)

いろんな生き物がたくさんいる岩場なんで三男にでも捕まるカニもいて各人大満足!(笑)
 

小さなつぶ貝を撒いて、カニをおびき出す作戦を教えて一毛打尽!写真はその直後の満足げな表情。不思議と海に来るとみんな昔の子供の顔に戻ります。ゲームの方がいいなんて言う子はほとんどいない。身の周りに素敵な環境があると面白くて楽しくて夢中になれます。「そんな理屈抜きに楽しい!」が分るのも10代の前半の特典かもしれません。(笑) 親の仕事ってそんな楽しい!場所に連れて行ってやることなんですよね。そうすれば子供は自由に面白さを見つけることができるんですもんね~。

はじめてムラサキウニを手にした三男。「おーっ動いてる・・・」まあ~そりゃそうだ。(笑)
 

こっちは人の手から直に餌をついばむカモメの大群。
今日はピアノ。夏を感じる奴でいきましょう。https://www.youtube.com/watch?v=VyCQcfh2L_8

山の手の家 内装工事

現在の「山の手の家」では内装工事が進行中。当事務所お馴染みの、コーナーのプラステック面木や天井の目透シ見切り、取り付く電気器具の位置を示す電線の引き出しなんかを見て回ります。

こちらは玄関。養生ベニアの下には既にタイルが貼られています。玄関部分は靴で歩くところですから、巾木部分は針葉樹合板にして蹴っても汚れが気にならないように考えています。

こちらは居間と家族コーナーを分ける間仕切壁。壁にはテレビが掛けられスッキリと納まります。テレビの配線も正面から見えにくいようにテレビの背面にアンテナ線やコンセントの引き出しを設けます。
 

色が入った針葉樹合板の目透かし貼り。いつもながらU棟梁が丁寧に作ってくれました。

「山の手の家」のキッチンはいつものクリナップ製ではなく、既製品同士を上手に組み合わせてつくることにしました。通常は壁に向けて置かれることの多い2.4mのI型キッチンを対面方向に使い、反対側は床から20cm浮かせて吊戸棚を取り付けます。天板を隙間なくピッタリくっつけると簡単に広々とした対面型キッチンの出来上がり。費用対効果抜群で実は普通の流しと吊戸棚の合体なんて、ぜんぜんそんな風には見えません。10年以上前に予算の厳しい現場でどうしても対面型キッチンの要望があって考え出した方法なんですけど久々にお役に立ちました。

武田社長自らカウンターの取り付け。

こちらは薪ストーブの煙突。断熱二重管で丈夫なもの。二階が居間だと煙突長さを短くできるので薪ストーブを楽しみたい方には朗報です。1階にストーブを置く場合と比べてウン万円くらい違ってくる時もあります。

とど松の貫板は既に木質保護材に漬け込んで加工してあります。一見見ると白木のままに見えますが、1年もすると見事なグレーに変色します。
 
今日はバンアパなんだけどカバーで行きましょう!