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札幌市, 北海道, Japan
はじめまして。 北海道、札幌市で設計事務所をしています。 暮らしに最も近いものづくり「建築設計」 地域色豊かで環境的、使いやすくて長持。 そんな暮らしのデザインが大好きです。 社会の悩みを建築デザインのテーマにすると面白い! そんなことを考えながら今日もスケッチしています。建築(暮らし)のお話しあれやこれ... どうぞお楽しみ下さい。

2012年5月14日月曜日

キッチン好きですか?その2

朝日の入る「菊水の家」のキッチン。居間、客間、台所、食堂、ファミリーコーナーを極力仕切らず連続させて計画することが求められました。その中心となったのが30cm床を持ち上げたキッチンスペースです。コンパクトながら4人掛けのテーブルを調理台に連続させた構成は「西野の家」に似ていますが、間取りとの関係がユニークなところが特徴です。

キッチンの廻りをぐるりと歩ける動線でコンパクトながらストレスがないように工夫しています。

調理台の前に立つと左前方に居間、中央の階段(上階と下階の様子)、右側のファミリーコーナーが一度に見回せる。動線的には全て回遊動線となり行き止まりを極力設けないのが奥さまの好み。階段横には、インターホン、暖房、給湯、換気、電力積算計のリモコン子機が全て集中し現在の家の様子が一目で分かる。

人造大理石の天板と白樺積層合板のスペシャルバージョンに当たるペーパーウッドで作られた調理台とテーブル。白樺の薄板の間に再生紙を挟み、色を出している。体にあたる部分は丸面にシャープな意匠性を追求するところは角面に木口を使い分けている。

引き出しの部分は斜面として素材の断面の美しさを生かすように工夫した。


二階の突き当たりに作られた「南あいの里の家」のキッチン。主婦の居場所を明確に決めてその中に必要な機能を効率よく配置するのが大きな特徴。「菊水の家」が台所と食堂の境が曖昧な考え方であるのに対してこちらは台所と食堂は空間的には一体ながら動線上は領域分けされている。左上部は屋根から吊り下げられたロフトと洗濯干しスペース。左側の床はスノコとなっていて二階にいながら下階の様子が分かる仕掛け。また下階から見ると明るい二階の光が降り注ぐ。


建物の全体と家の前を見通せる位置に台所がある。

L型とI型を合体したような構成の対面式キッチンは食卓カウンターも兼ねる。食堂側から背中が見えないこと。内部に家事コーナー(右奥)を設けて居間と食堂に家庭事務の痕跡が出ないように工夫することが求められた。吹き抜けのために調理台を照らす照明は二本のワイヤーから吊り下げるタイプ。調理台は高さ80cm、レンジ台は75cmとして使い手の体格と鍋の振りやすさに配慮している。

精度良く納められた、白樺積層合板。の出隅部分。

さて~いかがでしたでしょう?(笑)キッチンってすごく大切ですよね~。単体の機能のみならず間取りといかに効果的に絡んでいるか?ここも実は非常に(もっとか?)重要なところ。また最近は内照式照明のリクエストがほとんどなので照明計画との絡みも気が抜けません...
まあ~私にとっては各家庭の主婦のみなさまが毎日楽しく台所に立てることが一番嬉しいのですが。(笑)

今夜はO.ピーターソンなんていかがでしょう?