自己紹介

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札幌市, 北海道, Japan
はじめまして。 北海道、札幌市で設計事務所をしています。 暮らしに最も近いものづくり「建築設計」 地域色豊かで環境的、使いやすくて長持。 そんな暮らしのデザインが大好きです。 社会の悩みを建築デザインのテーマにすると面白い! そんなことを考えながら今日もスケッチしています。建築(暮らし)のお話しあれやこれ... どうぞお楽しみ下さい。

2014年12月29日月曜日

2014年 御礼

 
今年は昨年にも増して多くの仕事の機会をいただき、講演会やセミナーで北海道中を駆け回った一年でした。毎年思うのですが、つい先日まで北海道という、いちローカル地域の家づくりだったものがどんどん全国に拡大し今や日本各地から現場見学や講演を聞きに多くのみなさんが訪れるようになったことに時代の流れを感じます。私のお話しが面白いといってくれる方に、なぜそう思うのかとお聞きしたところ「実際の家づくりから来る現実味を感じる」という感想をいただきました。確かに講演者の多くはものづくりもしている人は限られますし、反対にものづくりが中心の人は同業の間でしかお話を聞く機会は少ないものです。そう考えると、ご同業はもちろん広く一般の市民の方までお会いする機会が増えたことは毎日設計に向き合う者としてとても幸せなことだと思います。これも、毎年、私たちに家づくりのチャンスを与えてくれる依頼者(クライアント)のみなさまの応援があればこそです。どんなにその理想や能書きが立派でもものを作る機会に恵まれなければ私たちと社会の接点は希薄なものでしかありません。建築は実学の王様でそれに関わった多くの人たちのものだと思います。設計者単独ではそれこそ絵に描いたなんとかでしかありません。早いもので300mm断熱の家を作り始めて今年で5年が経過しました。今現在16棟目が完成を控えており来年は既に3棟の家が竣工予定です。夢中で走り続けて来ましたが北海道の暮らしでよさを実感できる断熱の水準は政府の言う150mm断熱ではないということは示すことが出来たと思っています。また来年も北海道のお家芸である「断熱」を新たな視点で見直し、わくわくする家を作って行きたいと思います。今年一年お世話になった多くの方々にこの場をお借りして御礼申し上げるとともに来期もまた変わらぬご支援とご助言をお願いしまして2014年のご挨拶とさせていただきます。 みなさま良いお年を!(笑)
 
今年はやっぱり第九で! https://www.youtube.com/watch?v=kocZG5erhTE
 
冬期休業 2014 12/29(月)~2015 1/6(火)とさせていただきます。 

2014年12月27日土曜日

発寒の家 壁面レリーフ工事

本日は「発寒の家」に壁面のレリーフを取り付けました。以前から壁に何かアイストップがほしい。と提案をお願いされていて、タイルにしようか?木を貼ろうか?いろいろと検討してきましたが知り合いの造形作家さんにお願いして作品を掛けることになりました。しかし掲示する場所が階段のために歩み板を持ち込んでの空中作業。少々スリリングでしたけど作品は素敵で、住まい手さんをはじめ一同納得!少々寂しかった白い壁面が見事に生まれ変わりました。

位置と水平をしっかり出して完了した瞬間。

日が射すと複雑な影が作品の表情を様々に変えてとてもきれい。

微妙な明暗の対比が見ていて飽きなくて好印象です。あえて着色しない良さを感じます。
 
作品に関心のある方はぜひ!G.A.A.Lブログ http://gaalgaal.exblog.jp/
 

2014年12月26日金曜日

宮ノ丘の家Ⅱ 気密測定1回目

ここ数日、連日の雪に見舞われている札幌市西区。大工さんの人数を増やし、I所長とM主任の二人監督体制で工程の速度を維持しここまで来ました。屋根の板金は既に終了。室内は全て気密用の厚手のビニールシートが貼られ、テーピングは完了し、壁の貫通部や引き込み管にはテーピングが終っています。大工さん、設備屋さん、電気屋さんに建て主さんが見守る中、第一回目の気密試験の開始です。現場を担当する剛建築工房さんは丸稲武田建設さんについで多くの現場を担当していただいている工務店さんです。毎度ご指名のI棟梁とは既に8年越しのお付き合い。秋田出身の陽気な性格で仕事も確か、今回の「宮ノ丘の家Ⅱ」は複雑な構造に加え今までで最大規模。車庫のような半屋外となる空間も多く断熱ラインと気密ラインの処理がたいへんな現場です。

気密試験担当はお馴染みのDr.タギ氏。今回もC値0.5以下の現場専用の小さな整流筒付き測定装置で減圧を開始します。

一回目はC値で0.3cm2/㎡。でも特性値が芳しくありません。「漏気が集中しているかもね?」Dr.タギ氏のアドバイスを受けて全員で漏気部分を探索。玄関ドアの足元と車庫につながるドアの足元に漏気部分が集中しているのを発見。早速、バックアップ剤を注入しシールします。

さて、第二回目の開始。今度はなんと一気にC値0.2cm2/㎡をマーク。やはり気密試験はどんなに熟練の現場でも必ず二回行う必要があります。しかし見事!開始から僅か1時間で見事目標値達成!I棟梁と大工のみなさん。I所長とM主任に心より感謝いたします。

 
今日はジャンクフジヤマなんていかが?https://www.youtube.com/watch?v=ShvCOFBu6wE

2014年12月21日日曜日

西野の家Ⅱ 取材

本日は地元の住宅雑誌「北海道の住まいづくり」さんの取材でした。超断熱住宅とペレットストーブの特集だそうで、なにより担当者の方のこれからの住まいに対する熱意を感じました。
ペレットは広大な森林地域を有する北海道ならではの再生可能エネルギーですが、超断熱化という家の基本性能なくしては灯油やガスよりも高くついてしまいます。ブログでも再三お伝えしている通り、現在一般に流通している15cm程度の壁断熱の家に、ストーブのみ持ち込んでも年間に必用な木質ペレットの量は10キロ袋で120袋程度/年。約1.2トンにも及びます。西野の家ではこの量の約1/3。年間で約40袋(400kg)程度です。今後、新築やリフォームを考える際にこうした再生可能エネルギーの導入を考えている方はぜひ、ここのところを注意していただきたいと思います。同量で灯油の燃焼エネルギーの約半分しかない木質ペレットですから、それでも十分暖められる器がまず大切。無理な導入はせっかくの自然エネルギーへの誤解を深めるとともに経済的にも厳しくなります。

炎を見ながらの撮影風景。

今度はご家族のみなさんで。
 
竣工後二年が経過した「西野の家Ⅱ」では室内の木部が味わい深く色変わりしていました。それと同時にご家族のみなさんが楽しみながら暮らしている雰囲気が伝わってとても幸せな気分になりました。
 
今日はF.ダナリーなんていかが https://www.youtube.com/watch?v=wRjpTlkmv5w

2014年12月20日土曜日

宮ノ丘の家Ⅱ 上棟式

 
本日は「宮ノ丘の家Ⅱ」の上棟式。㈱剛建築工房、I所長の指導の下、朝から現場を掃き清め、宮司さんをお招きして建て主さんご一族の益々の繁栄と現場の安全をお祈りします。ここ数日、爆弾低気圧の影響もあってかなり神経質になりましたが、みなさんのご人徳のおかげで本日は快晴!名実ともにハレの日になりました。話は変わりますけど3階の居間からの眺めは絶景、完成まであと少し、現場を楽しみたいと存じます。(笑)

道具は道具、脚立は脚立、材料は材料。まずはしっかり分類。

毎度のように最上階は吹抜なので高い脚立が欠かせません。

今回は、LDKと階段を視覚的に緩くつないで景色を引き込みます。
 

祭壇準備整いました。

上棟式開始!
 
今日はマークロンソンなんていかが、ファンキーです!(笑)


2014年12月18日木曜日

宮の森の家 お引渡し

昨日、「宮の森の家」が無事竣工。お引渡しとなりました。現場を最後まで支えてくれましたU棟梁、S職長、そして今回は最後まで現場を指揮していただいた武田社長、なにより貴重な機会を与えていただいた建て主様に心より御礼申し上げます。

すっかりお馴染み縦格子。西日を抑え外側からの視線を抑制し室内からは屋外が良く見えます。

こちらもお馴染み土間空間。

冬の太陽高度に合わせ家の奥まで日が差し込みます。

今回の対面型キッチンはフットライト付きのデザイン。製作はもちろんクリナップ㈱直需事業部の石川氏。

LDKの見返し。

二階にある日当たりの良い洗濯乾燥室。

外のテラスには大量の洗濯物が干せます。

洗面化粧台は各階に一箇所づつ。

レバーハンドルも今回は新デザインです。

こちらは家族の写真コーナーです。

2014年12月17日水曜日

北海道名物 産学連携 光の検討

学生さんが作ってくれた採光シュミレーションに驚く!ちなみにシュミレーションしてくれた彼は本日が初めての「澄川の家」。「山本さんのブログを見ながら実際の空間と図面を見比べながら空間をコンピューターの中に作って、採光の検討をしました。」こんな彼の話を聞いて、インターネット世代の新たな学びの風を感じました。(笑)

「澄川の家」の室内環境を数値化すべく持ち込まれた様々なセンサー類。こんな風に地元の大学とフランクにお付き合いさせていただきながら貴重なアドバイスがいただける北海道に感謝したい。

 
巨大なトリプルガラスに取り付けたセンサーの用途を説明する森先生。


昨日は天気最悪+気分最高の日だった。一昨日からの寒波と大雪で雪かきの連続、道は渋滞。そんな午後、北大工学部の森先生(Taro Mori)と院生のみなさんが「澄川の家」へ来てくれました。実は昨年から講座協力の一環として竣工建物の光シュミレーションや3D(立体)レンダリングなんかに図面を提供していてよい刺激をいただいています。「澄川の家」も居間の採光シュミレーションをしていただいて、その完成度の高さに驚いた次第・・・私は北国らしからぬ大きな窓が好きなんですけどその窓から入る光が年間を通じてどんな感じに移り変わるのか?なんてすべて想像するのは無理。たとえば夏の西日をもう少し抑えるための袖壁の長さだったり、入射光を調節する格子の間隔なんて完全に経験値の世界。採光条件の厳しい敷地で部屋のどこまで日を入れられるのか?視線の流入は抑えつつ天空光による照明効果や効率よく拡散光を作り出すには?光の話しに興味は尽きない。ぜひ検討するのが楽しくなるソフトの開発をお願いします。さらに本日は開口部に複数の追加レイヤー(たとえば断熱ブラインドとか遮熱外付けシャッターなんか・・)を加えた場合の開口部状況を解析できるよう各種センサーを取り付けていただいた。窓って難しくてたとえば日射取得したい昼間と断熱強化したい夜では全く求める条件が反転する。これを補うのが各種のレイヤーなんだけど、このレイヤーが北国の家は貧弱で北海道もカーテンくらい。逆に温暖地の家は進んでいて雨戸に障子やガラス戸なんかが戸袋から面白いように飛び出してくる。こちらも以前から「羨ましい!」と感じていた。でもねこれからが楽しみ。今日はみなさんごくろうさま!(笑)こんな風に地域ぐるみで建築を進化させてきたのって北海道の伝統ですよね~。

今日はポールギルバートなんていかが https://www.youtube.com/watch?v=RZqQukK4A0U

旧荒谷邸にて

 
先日東京大学、前研究室の院生 Seiya Yonezawa さんと「旧荒谷邸」や「澄川の家」を回った。実は昨年から北海道の建築家や工務店さん数人と高性能建物の実測に協力させていただいている。自らが設計した建物の癖を知ることは次につながる貴重な蓄えになるし、これからの家づくりは建築家一人ではなく温熱環境の専門家との協働が欠かせないと思う。実は一年半を越える長期の実測から見えてきた改良点を盛り込んで完成したのが「澄川の家」だったからご本人にはぜひ見てもらいたかった次第。作者の一人としてね・・・ 今日はごくろうさま。明日もヨロシク!(笑)

1979年竣工の旧荒谷(現タギ邸)にて熱源をサーモ画像で撮影中。 知る人ぞ知る「旧荒谷邸」は50年先を行っていた省エネ超断熱建物。現在でも延べ床面積100坪を写真の薪ストーブ一台で暖房している。


各所に付けられた温度計を撮影中。
 

現在の住まい手であるタギ博士と。



2014年12月13日土曜日

宮の森の家気密測定 二回目


昨日は第二回目の気密測定でした。何かと落ち着かない年末に突入した事もあり、かなりピッチを上げて取り組んだおかげで内装工事も概ね終了、本日の結果はC値が0.2cm2/㎡。結果も最高でした。

本日は引き続きすぐに床を塗っているのでこれ以上内装はお見せで来ませんが、明日は撮影、週明けにはすぐにお引渡しとなります。
 
今日は引き続きバンアパで参りましょう! https://www.youtube.com/watch?v=loRgZWuc42U
 
 

宮ノ丘の家Ⅱ 断熱工事+サッシ取り付け工事

剛建築工房のI所長、そしてI棟梁の協力で快調に工程を消化する「宮ノ丘の家Ⅱ」先日の雪を避けるために「屋根」工程を急ぎ、見事に雪の前に防水紙を敷くことに成功。すぐさま壁に取りかかり現在は外壁外側の付加断熱の下地がほぼ終了です。

外壁に耐力面材(筋交い)となる構造用合板が貼られ一気に家らしくなってきました。本日は納入された樹脂サッシを取り付けて行きます。

人数を増やしている「宮ノ丘の家Ⅱ」の現場の速度は速いので、構造用金物、先張りシート等々、一気に見て行きます。

こちらは壁の先張りシート。壁を突き抜けて外部のデッキを支える梁が出て行く部分です。こういった入り組んだ部分をしっかり見てゆく事が今の時期にはとても重要です。

こちらはホールダウン金物。足元に先張りシートが来ていることを確認。左側は筋交いなので断熱材を丁寧に入れることを特に大切にします。

天井に先張りシートを挟んでいる部分が外気に接する床となる部分。「宮ノ丘の家Ⅱ」では大きなガレージの上部に部屋が来るためにこのような部分が多く出てきます。
 
今日は久々のバンアパなんていかが? https://www.youtube.com/watch?v=3m49-_iI9Yc
 

2014年12月5日金曜日

宮の森の家 内装工事

クロス屋さんが今日から現場に入り下地作りを始めました。

ジョイントテープを貼ってからパテを塗り、乾いたらサンディングして平滑な下地を作って行きます。「宮の森の家」の天井は化粧吸音石膏ボードという材料のためにクロス貼りの必要はありませんが二階のほとんどの部屋が吹き抜けになるので壁が高くボードのジョイントが発生します。

こちらは階段を居間側から見返したところ。吹抜は気持ちの良い反面、作業が高所になり、なかなか大変ですが、大工さんを増員して頑張っていただいています。

物入れの天井を貼るU棟梁。あともう少しです。

宮ノ丘の家Ⅱ 建て方


本日は厳しい寒さの中、建て方が屋根垂木まで到達しました。早速先張りシートや接合部の確認を行います。
道路から見ると普通の二階建てですが斜面の下から眺めると4.5階分の高さがあるのが分ります。

まずは構造用垂木の止め付け。雪の予報が出ているので作業を慌てずにてきぱきと進めます。
 

札幌の夜景を一望できるように斜面に張り出したテラスです。