2019年7月6日土曜日

桂岡の家 床断熱工事

 
 
 
7/2(火)から始まった「桂岡の家」の床断熱工事。通常の基礎の低い木造二階建てと違い内部は大人が入れる充分な広さがあります。
 
そこで床の断熱を大引き(床梁)ごと吹付ウレタンで包み断熱性を回復させるために必要な気密性も同時に取ってしまおうと考えました。
 
上の写真二枚はZ所長が撮ってくれたものですが・・・全身防護で32坪(畳64畳)分の上向き作業は体に堪えると思います。
 
断熱材屋さんに心より感謝です。
 
 
こんな風に冷えやすい玄関土間の裏側もバッチリウレタンによる断熱を行います。
 
 
「桂岡の家」の大引き(床梁)は軽量溝形鋼が使われています。そこでまず梁同士の隙間にグラスウールを詰め込み、グラスウールが落ちぬように蓋をしてからこんな風にウレタンで吹き固めてしまいます。
 
要は北国で一般的な鉄骨造の断熱&防露の方法を取り入れました。
 
新築よろしく、床を全て解体して気密シートやグラスウールを新たに入れる方法も考えましたが、室内には住まい手さんの荷物が残され、防犯上の事も心配ですから、当プロジェクトでは徹底的に建物の外側から治す方法を選択しています。

外壁は道南杉にウットロングエコをドブ漬けした材料を丸三ホクシン建設さんの土場で作り、K棟梁とS棟梁で貼っていただいています。

札幌圏なら地元言葉で青木(アオキ)と呼ばれる白木の松類、道北圏なら唐松、道南ならば杉材と様々な材料を外壁に貼ってきましたが、貼って見ていつも感じるのは周囲に多いサイディングの家々との圧倒的な迫力の差。一枚一枚の色味の差が生み出す表情の生物感。
 
昔の棟梁たちの誇らしげな気持ちを少しだけ分けてもらったように感じました。
 
さて・・・あともう少し、Z所長とS棟梁、K棟梁共々頑張りたいと思います。
 
それからこのブログをいつも見ていただき完成を楽しみにしていただく住まい手さんそしてご親族のみなさまに心より感謝申し上げます。
 
今日は最近はまっているKIRINJIの弓木ちゃん、確かにキラーかもしれません。