2012年12月3日月曜日

発寒の家 製作家具工事

内覧会に向けて現場が工程を消化する中、匠工芸では「発寒の家」の製作家具が仕上げを終え、検品に入っています。「発寒の家」ではナラ材、「前田の家」では机、椅子ともにタモ材で作る予定です。毎度ながらそれぞれの材の表情を生かした景色が今から楽しみです。

美しく磨き上げられたテーブルの天板。剥ぎ合わせ(小幅の板を継いで幅広の板を作ること)ですが、むしろそのために木目の合わせ方には独特のセンスが求められます。巾は90cmとゆったりサイズ。長さ1.8mの6人掛け。気兼ねなく新聞を広げてじっくり読めるように照明ペンダントも2灯の大型に設えました。以前、建築家の間で居間の中心に必用な家具はソファーか?大テーブルか?の論争が起きたことがありました。私は大きなテーブルの方が好きですがさて皆さんはどちらでしょう?(笑)近年はインターネットの発達でどこでも携帯端末で新聞や本が読めるのが当たり前になりつつありますが意外や新聞を広げて読める、大きくて明るいテーブルのニーズも根強いものがあります。アナログって大切なんですね~。(笑)