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札幌市, 北海道, Japan
はじめまして。 北海道、札幌市で設計事務所をしています。 暮らしに最も近いものづくり「建築設計」 地域色豊かで環境的、使いやすくて長持。 そんな暮らしのデザインが大好きです。 社会の悩みを建築デザインのテーマにすると面白い! そんなことを考えながら今日もスケッチしています。建築(暮らし)のお話しあれやこれ... どうぞお楽しみ下さい。

2009年12月12日土曜日

銭函の家 スケルトン+インフィル

スケルトン(骨格)、インフィル(設備や内装)、この言葉を聞いて、「ナールほど!」にやりとしたあなたは、かなりの設計上級者又は住宅好きとお見受けします。(笑)つい最近まで日本の家作りは時間軸をほとんど意識してきませんでした。長く使うことなど前提にして作っていないばかりか、設計の意味すら分からぬままに毎年たくさんの家が建てられます。その結果、建てる前によく考える(設計する)という習慣が根付かないばかりか非常に希薄にすら感じます。今日は、大切な「時間」に関するお話です。

みなさん、スケルトン(骨格)とインフィル(内装や設備)どっちが長持ちすると思います?住宅寿命が20年くらいだと気にならないこの問いも、50年、100年となると俄然重みを増してきませんか?そう日本の 住宅で今困っていることは、寿命の来た設備(インフィル)の交換なんです。たとえば、ボイラーや配管を交換したいと思っても、床を全部めくるとか機械室を壊さないと設備を入れ替え不能とか。燃焼を行なう設備は10年が一応の使用限度。最近では石油から電気やペレットへ熱源の種類そのものを変えてしまう場合も多いですから、消耗品にあたるこれらの部品を簡単に交換できる工夫が住宅を長く使う上で大切なのです。銭函の家では、屋外の離れに機械室を設けています。大切な配管やボイラー等はこの離れに集中的に配置して、室内を一切触ることなく交換や整備が出来ます。


地下のヘッダーから各所へ行く配管。

各室に配管や配線はしていても、大元のエンジンやバッテリーは外付けといったイメージです。


排水も一端、集中的に床下に集めます。


将来的な引き込み(現在想定しているのは太陽光発電)に対応する予備の空配管。