自己紹介

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札幌市, 北海道, Japan
はじめまして。 北海道、札幌市で設計事務所をしています。 暮らしに最も近いものづくり「建築設計」 地域色豊かで環境的、使いやすくて長持。 そんな暮らしのデザインが大好きです。 社会の悩みを建築デザインのテーマにすると面白い! そんなことを考えながら今日もスケッチしています。建築(暮らし)のお話しあれやこれ... どうぞお楽しみ下さい。

2013年2月25日月曜日

西野の家Ⅱ 内装.外装確認


内装屋さんによる天井と壁のクロス工事がもう少しで完了します。

LDKに据えつけられた内装屋さんの自動壁紙糊付機。

子供室の吹抜も明るく貼りあがりました。

玄関横のウォークインクロゼットもほぼ完了。


とにかく今年の大雪は極端だとしても、麓(ふもと)の発寒や西町地区に比べて雪の多い西野地区を想定し、奥に引き込まれた玄関とポーチです。特に南側敷地では前面道路から北側に建物を離すのが一般的です。そうすることで建物の前面に明るく広い庭がとりやすいからですが、反面冬場は玄関から道までの除雪の労力は北側敷地に比べて大幅に増加してしまいます。そこで南側のバルコニーを跳ね出しその下をアプローチとすることで実質の除雪面積を減らそうと考えました。




2013年2月23日土曜日

西野の家Ⅱ 足場解体

足場を解体し、住宅街に姿を現した「西野の家Ⅱ」。道路から入り込んだ敷地のために本受電がかなり困難ですがもう一息で電気が来ます。

室内は各工種の腕の見せ所。今日はタイル屋さん。壁もカウンターも今回はタイル貼り。

壁は外国製、天板は国産のタイルを器用に割り付けて貼り込んでゆきます。

こちらは最近愛用のLEDダウン。口径が75mmと小さく電球色で価格もリーズナブル。

発光部はこんな感じ。天井に目立たず納まります。

2013年2月21日木曜日

西野の家Ⅱ 各部のディテール確認

もうすぐ完成が見えてきた「西野の家Ⅱ」今日は一緒に各部のディテール(細部)の確認にお付き合い下さい。

写真はおなじみダウンドラフトカット+内照式照明+ブラインドボックス(笑)。南側に大きな開口部を持つ「西野の家Ⅱ」。防火窓のためにトリプルガラスの窓の性能はどうしても若干スポイルされてしまいます。そこでこんな工夫をしてみました。

照明板の向こうに隠された蛍光灯の熱が夜間ガラスの表面に発生するダウンドラフトを抑え同時にブラインドボックスにもなります。表面は素敵な布クロスを見つけたのでそれで包もうと考えています。

壁にドン付けしないで25mm隙間を空けることで、照明板がガラス面から浮き上がり立体的な表情になります。

こちらは難しい階段踊場のオーバーヘッド。室内が僅か28.7坪しかない「西野の家」では各室の面積ばかりか容積も最大限使う工夫が求められました。当然階段の上にも二階の床が部分的に覆いかぶさるような状態も生じます。そこで大切なのがその床の下を安全にくぐれるか否か?僅か数センチ低いだけで窮屈に感じたり、丁度よかったり。毎度ながらなかなかスケール感が難しい部分です。実はこの部分当初は5cm低く設計してしまいU棟梁にお直しをお願いした部分なのです。露出する梁や端柄材はオイルで赤みが際立つ唐松を使用しています。


梁の右側の天井と左側の天井で高さが違えてあるのが分かると思います。左側の高い天井の下に階段の踊場があります。


真北に位置し周囲を高い建物に囲まれている子供室はそのままではほとんど日射が得られません。そこでほぼ二階建ての吹き抜けにして屋根の上に塔屋を突き出し南側の明るい光を呼び込みます。

基本的に南側と西側の一部にしか開口部が取れない「西野の家Ⅱ」では家の奥まで明るくする工夫が必用でした。間仕切壁の上部を50cm下げて開放し欄間のようにすることで南の光を北側まで通し天井が奥まで連続するように見せることでより広く感じるように考えました。詳しくは企業秘密ですが、様々な方法を用いて空間を実際よりも大きく見せることは建築家にとって欠かせない能力のように思います。

天井の高さを部分的に変える事も効果的な方法です。上部の穴はパッシブ換気の排気口と機械換気の排気口。内外温度差と煙突効果を主な換気動力とするパッシブ換気は電気を必要としませんが、安定した煙突効果を得るためには一定以上排気口の高さが必用となります。(パッシブ換気を設けると実際は機械換気を省略できますが、シックハウスの観点から法的な取り付けが義務付けられています。要は北海道で開発されたパッシブ換気は効果は十分であっても法的にはローカルルール。したがって全国統一の建築基準法の定めによればパッシブ換気を設けても機械換気を省略することはできません。)

手前に見える四角いものはペレットストーブ。近年主力のラベリのRシリーズです。

おなじみ開口部の端部の納まり。コーナーに面木を回し、仕上がったときに柔らかい印象を与えることと、角に物をぶつけたときに壁が簡単に欠けて傷まないように家中の全てのコーナーにこのような下地の一手間を加えます。

床と壁の取り合いは室内を伸び伸びとスタイリッシュに見せる大切なポイントですよね~。(笑)建築家の中にはこの部分に巾木を全く付けない人もいますが特に要望のない場合、私は3cmの高さのものを壁のボードから3mm出して控えめに取り付けます。一般的には高さ6~7.5cmで9mm程度の厚さのものをボードの上に貼りますが、どうも壁が窮屈に見えてあまりしっくりと感じません。かといって掃除機を壁に押し付けるために壁が汚れるのも困りもの...そこで最低限の困らない寸法で巾木を付けています。今回は床と巾木の間に目透かしを入れて床が壁に”スッ”と吸い込まれるように見せようと考えています。

床は巾120mmのアルダー材で昨年の「発寒の家」、「前田の家」とは仕上げオイルの種類を違えてあります。美しい赤みを引き出しながら壁にも一部同じ床材を貼っています。要は床と同じ材料が壁を登ってゆくように見せて室内を囲む4面の壁が同じ白色の印象にならないように考えました。「発寒の家」では壁の一面を白色のタイル貼りとして色は変えずに素材感のみ変えましたが、「西野の家Ⅱ」では木の質感が大好きな建て主さんのためにあたたかく柔らかな木壁のインテリアにしてあります。

今日は久しぶりにRUSHなんていかがでしょう?

2013年2月19日火曜日

小樽雪あかりの路

はじめて家族で小樽雪あかりの路に行ってきました。家族揃って、服装はオーバーパンツにヤッケの重装備。(笑) しかしすごく大きな発見がありました。その発見って笑っちゃうんだけど...意外や「寒くなければ冬の散歩は最高に楽しい!」ってこと、それと「雪あかり」は最高に美しくて、「夜」、「雪」、「照明」の三点セットは 北国の人間にとってともすれば憂鬱な冬を魅力的に一変させる!っていうこと。生まれてこの方北海道から出たことのない私ですら感動するイベントだな~と思いました。

札幌の雪祭りのような商業化されたイメージとは対照的に市民が積極的に参加する「手作り感」が最大の魅力ですよね。開催期間中、会場に人が溢れているのに地下街は定時に締まる札幌とは違い、路面店の前にもこうした演出が随所に見られて街に賑わいを与えています。街全体でイベントを楽しんでいるんだな~と伝わる雰囲気がなんとも心地よいです。

凍結した運河はやはり美しいです。


外は寒いのに、思わず暖かさを感じる雪の街。

いろいろな光の扱いに刺激を受けました。

三男は大きな雪だるまに大喜び!

透明度の高い氷で建物をつくったアイスバーは雰囲気二重丸!ホットワインでもいかが?(笑)

暗いってわるくないよね~と思わせる、非日常感がいいと思いませんか~(笑)

雪でつくったアーチは素敵でした。


小樽といえば純喫茶!そう最近流行の気取った「カ.フ.ェ」じゃなくて「喫茶!」逆にこんな光天井や赤いベルベット貼りのソファーが街の雰囲気にぴったり。「あまとう」や「館」に「光」といった純喫茶の珠玉の老舗たちが小樽にはまだ残っています。街歩きの一服にぜひ寄って見てはいかがでしょう?もう札幌では食べられなくなったナポリタンやブレンドコーヒーの味を楽しんでほしいと思います。(笑)

2013年2月17日日曜日

雪.雪 そして雪

室内のボード貼りがどんどん進む中で外は連日の雪、雪、雪。とくに西野地区は今年は特に多いです。室内はほんとうに平和なのだけれども一旦外に出ると...

激しく雪が降りしきる中、板金屋さんが建物のポイントになる軒と破風を仕上げてくれています。「発寒の家」から薄く跳ね出す軒先のデザインをあれこれと工夫しています。無落雪が多いために、ともすれば無愛想な...と評される北海道の陸屋根。役割を素直に果たすかたちは確かにある意味素直かもしれませんが、やはり四角い屋根がずらっと並ぶ住宅街に寂しさを感じてしまうのも事実。別に私が建築家だからデザインにうるさいとかじゃなくて、やはり目的を果たすだけのかたちじゃ...いまいち不十分なのでは?そんなふうに思ったのがきっかけで、軒のある四角い屋根?をいろいろと考えて見ようとなった次第なのです。(笑) 
見付け寸法(厚さ)は24mm+2mmの26mm。跳ね出しは20cm。四角い屋根ながら空の青さをピシッと切り取る屋根を目指しています。

降りしきる雪の中で作業する板金屋さん。ほんとうに頭が下がります。今日もごくろうさま。

伸び伸びと掛け上がった階段。もちろんU棟梁とY所長の力作!

2013年2月9日土曜日

西野の家Ⅱ板金工事 内装工事

本日はいよいよ正面まで板金工事が到達。特徴的なレンガ色の外観が見えてきました。写真は難しいエッジ部分をハサミで切断する板金屋の職長さんです。武田建設さんの現場は北海道神宮の屋根工事も担当する川島板金さん。最近少し木製の外装も注目されるようになりましたがまだまだ板金の人気は根強いですね~(笑)。特に厳しい気候の道内では伝統、実績ともにとても信頼性の高い仕上げ材です。

下からは居間の中が見えないように手摺壁を立ち上げ、反対に二階の居間にはふんだんに冬の陽光を取り込みながら、豪雪地域の西野地区用に玄関を奥に引っ込ませて雪から守ろうと思いました。

写真は鋭角に残った最後の西コーナー部分。職長の腕の見せ所ですね~(笑)

こちらは東側コーナー部分。外付けブラインド無しで日射遮蔽を行おうと思ったので、発寒の家の庇よりもさらに跳ね出してあります。その斜めの痕跡が外壁面にこのような鋭角の三角形を作ります。

こちらは天井裏に納める棟札。とは言っても、最近の設計では使い道のない小屋裏や天井裏は作りません。三角屋根なら室内から見て三角のかたちのまま隅々まで使えるように設計します。昔は外観が三角屋根でも二階の室内には水平に天井を作りましたが、実はこうして隠してしまう屋根裏こそ楽しく面白い空間なのです。外から見ても中から見ても三角屋根、もちろん四角い陸屋根なら陸屋根のまま最大限に家の容積を使えるように工夫する。無駄な空間はつくらない。これから家をお考えの方はぜひそうしたところに着目してほしいと思います。

天井をくるりと丸めて貼り上げようと思ったので下地のランバーを加工していただきました。

今回の階段は50×100のステンレスの角パイプに鋭角にコマ板を溶接したもの。段板はアルダー材です。土間を積極的に利用する計画なので、階段下で立ち上がっても危なくないように極力スリムで角の出ないものにしました。


こちらは玄関の3方枠。今回の見付巾寸法は18mm、面は手に優しい太鼓面。材料はアルダー材です。


こちらは窓の下枠。同じく見付け18mmで太鼓面。仕上げのオイルは何にしようか?と悩んでいましたが昨日、建て主さんと一緒に決めました。丁寧に拭き上げてアルダーの上品な赤みを楽しみたいと思います。(笑)
こちらは最近登場したシースルータイプのユニットバス。壁の一面が透明になるだけで従来の「狭い脱衣所」のイメージが一変します。とても明るく感じますし、よいアイディアだと思います。

今日はPE’Zなんていかが?実は彼らのJazz大好きなんです。