自己紹介

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札幌市, 北海道, Japan
はじめまして。 北海道、札幌市で設計事務所をしています。 暮らしに最も近いものづくり「建築設計」 地域色豊かで環境的、使いやすくて長持。 そんな暮らしのデザインが大好きです。 社会の悩みを建築デザインのテーマにすると面白い! そんなことを考えながら今日もスケッチしています。建築(暮らし)のお話しあれやこれ... どうぞお楽しみ下さい。

2014年2月25日火曜日

日曜は八戸の皆さんと

日曜日は八戸の工務店さんのグループご一行を「恵庭の家」の現場にお迎えいたしました。㈱キクザワの現場所長であるK次長、KJ棟梁、飯田WWSのW専務にもお手伝いいただき、学びを深めるよい機会となりました。先週は昨日のものも含めて3回視察を受け入れましたが、その内二回までが本州の皆さんです。少しづつ北海道の建物が見直されてきたことは作り手の一人としてとても嬉しい事です。どうか皆さんの手で素敵な「八戸の家」を作って下さい。そしてその時は真っ先に私に教えてくださいね~。(笑)みなさまのご活躍を心よりお祈りしています。
 
 
「恵庭の家」現場にて、K所長、KJ棟梁、今回のコーディネーターであるSさんと。「間仕切りがない~」、「居間が二階?」等々かなりめずらしげな様子の八戸のみなさん。白樺から作るエコシラ合板もとても気に入っていただけました。(笑)

リプランさんの二階をお借りしてセミナーの様子。


2014年2月21日金曜日

恵庭の家 オーダーキッチン工事

夕闇に浮かび上がる「恵庭の家」外部は板貼りが進行中。南側の家庭菜園を見下ろす大窓が出来上がりました。冬の夜は暖かな光が漏れてよいのではないでしょうか。しかし内部では造作工事の目玉であるオーダーキッチン工事が進行中。「恵庭の家」を担当するのはキッチンハウス札幌のY女史。エコシラ合板を使った美しいキッチンを作っていただきました。
 
全員でバックカウンターの3mのステン天板を取り付ける。「恵庭の家」はお料理好きの奥さんのためにキッチンスペースのボリュームを特にゆったり設計しています。フロントカウンターはシンクとガス台が一体式で間口が2.4mあり、AEGの食器洗浄機やグローエの混合水栓を装備しています。天板は私の地元、発寒鉄鋼団地で研磨されたものです。

センターテーブルのボックスを組んだところ。材料は低圧メラミン化粧板。もの凄く重たいですが耐久性は抜群です。 

天板の仕上げはキッチンハウス独特のきめの細かいバイブレーション仕上げ。天板の木口は20mm厚。シンクの両側にはワークスペースが配置され右利きでも左利きでもストレスがありません。よくシンクの左右どちらかにしかワークスペースのない設計を見かけます。シンクを大きくしたいという要望のせいかもしれませんし、設計者にそうした思惑が希薄なのかもしれませんが水場の左右にスペースがあるととても助かります。一方で注意することは、対面型キッチンは従来の壁を向いたI型とは異なる使いこなしのセンスが主婦に求められます。洗い桶や三角コーナー、布巾に、レードルやターナー等々。今まで使いやすさ優先でなんでも天板に並べていた感覚のままぐるりと回れ右をした時を想像してみて下さい。(笑)対面型のレイアウトは居間から見ると居間の一部にキッチンがインテリアとして加わるわけですから、当然雑然とした雰囲気になります。背中を向けることを最近は嫌う傾向にありますが、背中を向ける≒手元が見えづらいから上手く成立していたLDKの距離感がそのままでは崩れてしまうのです。そこで天板の上に極力物を乗せない、見せないセンスで使いこなすことが対面型のレイアウトを素敵に生かすコツになります。具体的にはレードル(お玉)やフライ返し、ターナーといったものは見た目がシンプルな厨房用のステンレス製に変えて、レンジフードに吊るすとか、洗い桶は食洗機を導入した場合は思い切って置かないとか、まな板はキッチン本体に収納できるタイプを選ぶとか、普段から見せるところ、隠すところを意識してキッチンとその廻りを使いこなしてほしいと思います。

こちらは同時給気排気式のレンジフードを取り付けているところ。従来のレンジフードは排気専用のために家の内部が負圧になってしまい。玄関ドアが重たくなったり、ストーブの炎が消えたりするトラブルがありました。非常に高い気密を必要とする300mm断熱の現場ではこうした影響を防ぐために排気しながら給気も行うタイプのレンジフードにしています。さてあちこちが細かく出来上がってきました。楽しみですね~(笑)
 
ところで今朝の真央ちゃんは素晴らしかった!ほんとうに光り輝いていました。6種類の3回転ジャンプを含むジャンプの回数は合計8回!自らのシーズンベストを6点も上回った。完璧でした。演技が終った後、こみ上げる想いに一瞬、顔をしかめた姿にこちらまでぐっと来ました!今までごくろうさま!そして感動をありがとうございます。なによりリンクに詰めかけた観衆のみなさんにお礼を言います。みなさんの国にも素晴らしい選手がいることでしょうしかし隣の国にも同じ選手がいることをみなさんは大声援で認めてくれました。ほんとうに嬉しかったです。
 
今日は真央ちゃんと観客の皆さんに最高のラフマニノフをお贈りします。

2014年2月17日月曜日

北海道新聞に掲載していただきました

本日2014年2月17日、北海道新聞の朝刊に先日寄稿させていただいた文章が掲載されました。題名は「住宅のコストを考える」です。想えばここ10年で私たちの住まいは大きく変わりました。最近でこそ200mmを超える本格的な断熱住宅も登場してきましたが、5~6年前までは良い家でさえ150mmくらいが北海道の家の大半でした。総工費に対する断熱工事費の割合はわずか2%程度。それでも高断熱!と称してきました。(えっ!)でもなんか今にして思えば違和感ありますよね~(笑)。そんな訳で300mm断熱と従来型(99年基準)の150mm断熱をコストデザインの観点から比較分析し、今後は時代に合った各工事費のバランスを建て主のみなさんもぜひ意識してくださいね~!という提案です。もちろん知識不足からくる「効果の薄い家のスマート化」やECO設備の先行導入による残念ながっかり!を減らすことにもつながります。ぜひご一読いただければ幸いです。(笑)

2014年2月16日日曜日

恵庭の家 気密測定1回目

階段が掛かり、待ちに待ったサッシが入った「恵庭の家」。「西野里山の家」に続き飯田ウッドワークシステムさん(以降:飯田WWS)の、超断熱サッシを使います。超断熱という呼び名は私が勝手に付けたものなんですけど、かなり内容を正確に説明していて我ながら「いいな!」と思っています。(笑) 一般的に市場で高断熱サッシと言われているものは、U値と呼ばれる断熱性の高さを示す数値で1.6~1.3W/㎡K程度のものがほとんどです。(U値は小さいほど断熱性が高い)しかし飯田WWSさんのものはU値:0.79W/㎡Kという凄まじさ!要は市販の「高性能窓の倍の性能」ということで「超」とつけたのです。おまけに最も厳しいと言われるドイツのパッシブハウス研究所(PHI)のAグレード認定も取っていて、現在は国産品のなかでは最高!。ぜひ環境先進国のEU諸国の建築家のみなさんにも使っていただきたい優れものなのです。そんな訳でサッシも入り、今日は第一回目の気密測定とあいなりました。

階段の転落防止の格子も白樺積層合板を用いた美しいもの。加工も自社で行うキクザワさんの丁寧な仕事で内装の完成が楽しみです。

左に見える大窓からは広々とした南側の田園景色が広がります。

樹木を残して造成された敷地のために窓の外に広がる景色は美しい。近所ではライバルたちが多数着工中で、私たちの「チーム恵庭」も日々負けじと頑張っています。(笑)

全体で32坪弱の小さな面積ながら二階のLDKは天井が吹き抜けで開放的。仕切りの少ない北海道スタイルの間取りになっています。

現場に駆けつけて、サーモグラフィーを見ながら漏気部分を捜索中のDr.森。気密測定者のDr.タギ先生の同窓で温熱環境工学が専門。
 
現場を担当するKJ棟梁も心配顔。「自信はないわけじゃないけどやっぱり緊張するよね~」はたして結果は...?
 

小さな規模にもかかわらず{一般的に気密検査の数値は小さな家の方が不利。理由は空いている穴の数(換気扇やレンジフードの穴等々)は大きな家と変わりないのに、最後に坪数で割って㎡当りの数値にして比べるから。写真のように家全体の穴の大きさが同じ21cm2でも100㎡の家ならC値(隙間相当面積)は:0.2cm2/㎡だけど200㎡の家ならC:0.1cm2/㎡と二倍もよい数値となる。}前置きはともかく、結果はいきなりC値が0.2cm2/㎡。ちなみに道内のかなり気密にうるさい工務店でC値が0.5~0.6くらいなので全員大満足!一番喜んでいたのはやはりKJ棟梁でしょう。(笑)私のブログを読んでいる人に分ってほしいことは、こんな精巧な仕事を現場で(設備の整った工場以外で)行う北海道の大工さんは凄い!ということ。日本の大工の伝統は気密せずに大いに開放し蒸れを防ぐことだけど、寒冷な北海道ではその考え方自体に無理がある。同じ木造でも北欧や北米のような閉鎖系の考え方を体得しないと、不安を抱えたまま仕事なんてとてもできるものじゃない。だから北海道の大工さんは解放系の考え方と閉鎖系の考え方を両方自分のものにして自由自在に使いこなす人が多い。内装はおもいっきり開放し床、壁、天井のような外部との境界はしっかり部屋の内外を断熱と気密で分ける。北欧の最新のECOハウスと遜色ない家が手の届く価格で手に入る日本で数少ない地域が実は北海道なのです。(笑)
 
今日は羽生君にこの曲を捧げます!素敵な夢をありがとう!(笑)
演奏者のG.ムーアには心より哀悼の意を捧げます。ゲーリー今でも最高だぜ!
 

2014年2月14日金曜日

恵庭の家 オーダーキッチン工事

今日は「恵庭の家」のオーダーキッチンを担当するキッチンハウス札幌のYさんと家具工場に来ています。キッチンの外装材の裁断が終わり木目や色目の確認に来ました。以前にもご紹介しましたが、北海道の白樺から作る美しい積層合板を使ったキッチンは最近とても人気があります。落ち着いた色合いや簡素で気取らない印象ながら室内に溶け込むカバ材独特の優しさはステンレスの天板とも相性が抜群。いつのまにかすっかり定番になりました。(笑)

写真は組み上げるパーツごとに裁断されナンバリングされた「恵庭の家」専用モデル。組み上がると2.4mのアイランドテーブルと3.0mのバックラインからなるキッチンセットが完成する。

こちらはストッカーの正面の幕板。今回の塗装はウレタンの7分艶。

アイランドテーブル。シンク横にガス台を組み込んだ対面型のレイアウトとなります。

2014年2月12日水曜日

北方型住宅技術講習会のご案内

平成25年度北方型住宅技術講習会「北方型住宅をデザインする」(続編)にて中標津町にお伺いします。

従来は断熱気密の手法等々、技術的な色彩が強かった同講習会も、昨年からは新たな展開として、デザインを積極的に扱うようになりました。

  ご存知のようにこれからの社会が求める建築は、純粋にデザイン的なアプローチだけでは不十分。一方で技術的な整合性のみでも魅力的な建築にはなりません。今後は双方を相反するものと捉える意識からオリジナリティーの高い豊かなデザインのヒントとして建築物理や環境工学を積極的に吸収し活用するといった発想の転換が大切です。そんな意味で、ものづくりに直接関わる工務店さんや地域で設計に携わる方々を対象に同業者である私たちが対談形式で楽しくデザインのお話しをさせていただきたいと思います。同じような条件なのになぜ設計者によって解決法が異なるのか?正解の巾を絞り込むことを目指す技術と、より巾の広い正解を求めるデザイン。一見してまったく異なるように感じる両者をどう実務に生かしているのかを中心に、ある意味商売のネタ公開も恐れず頑張ります。会場は50名とアットホーム!近郊の方はぜひお越し下さい。(笑)


日時:2月13日(木)  13:30~16:30
場所:中標津町役場3 F  301 会議室
住所:中標津町丸山2丁目22番地

 詳しくは北海道建築指導センターHPまで
http://www.hokkaido-ksc.or.jp/assets/files/06_event/201401hoppougatakousyuukai.pdf

2014年2月6日木曜日

■2014木製サッシフォーラムのご案内


■2014木製サッシフォーラムのご案内

突然ですが明日、旭川の木製サッシフォーラムで講演させていただきます。地域を問わず建築にとって大切な窓の断熱性や気密性。地域で生産される素晴らしいプロダクトによって、作り手たちは空間の可能性を広げてきました。今では改良が進み、ドイツのPHIのAグレードの認定を取得する会社さえ出ています。弊社でも2008年より複数の地場のサッシメーカーと共に協働で開発に協力してまいりましたが、この度、木製サッシの一大生産地域である旭川でお話しをさせていただく機会をいただきました。つたないお話しで恐縮ですがたくさんの実践例を示しながらみなさまと議論を深められれば幸いです。 旭川近郊の方はぜひお越し下さい。(笑)

詳しくは http://www.nrb.hro.or.jp/pdf/140207sassi.pdf

北海道新聞 http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/eventdata/222267.php


今日はヴァレンティーナでリストなんていかがでしょう?
http://www.youtube.com/watch?v=MD6xMyuZls0

 

2014年2月5日水曜日

恵庭の家 電気配線工事

 
今日は電気の配線を確認しに来ています。以前も紹介いたしましたが弊社の現場では電気の配線を気密ビニールの中に行うことを極力止めています。理由は配線を引き出す際にせっかく大工さんが気密処理を行ったビニールを破らねばならないからです。気密工事は特に断熱材が繊維系(グラスウールやロックウール等の綿状の断熱材のこと)の場合は複数の意味を持つ大切な工程ですが一般的な仕様書では一度破ったビニールから線を引き出した後、再度気密することを求めています。素朴な疑問として「気密が大切なら破らないで配線できる方法を考えれば良いのに」と思いませんか?(笑)、そこで内壁を二重にして配線と断熱を行うようにしました。写真のように電気の配線はビニールの内側に行われるので、屋外に貫通する場所以外は気密を破る心配はありません。

間柱を挟んで左側が気密処理の終ったビニールの表面。その室内側にスイッチボックスがつく。こうすることで強い風が吹く敷地周辺の環境にも配慮する。強風地域だとビニールの開口部(風上のスイッチやコンセント)から室内に風が吹き込むのを感じるときがある。風の力は凄まじく、一度破ったビニールを再度テープで気密してもその傷を押し広げてしまう。

天井高を精一杯上げる必要のあるところはこんな風に梁の横腹に穴を空けて線を通してゆく。

今のところの心配はサッシの納期が遅れているところ。飯田WWSさんの旭川工場は連日残業状態。なんとか金曜日にはお願い!(笑)もちろん今回採用する木製断熱サッシも、「西野里山の家」と同様のドイツのPHI認定品サッシ(パッシブハウス研究所:パッシブハウスとはPHI認定の超高性能住宅。同時にドイツ環境住宅の世界的戦略ブランド。単に高性能というだけではなく主要な住宅パーツはPHI認定のお墨付きが必須!窓も当然。)通常の木製サッシの約二倍の手間が掛かる構造のために難儀しています。こればかりはみなさんが積極的に使ってくれることで地場の作り手も盛り上がる!というお話しなので今後に期待です。

特徴的な外観を現した「恵庭の家」小さく、かわいらしく、しかしちょっぴり彫刻的な感じで今回は、行きます。

札幌はかなり雪が降っていたのに、恵庭は晴れ上がる日が多いです。風は強いですけど。
 
今日はバッハの平均律クラヴィーアの聞き比べ。
私的にはビジュアルはグールドですけど、音的にはリヒテルでしょうか?(笑)
同じ曲なのに演奏者でまるで違って聞こえるのは建築に似ていますよね~。