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札幌市, 北海道, Japan
はじめまして。 北海道、札幌市で設計事務所をしています。 暮らしに最も近いものづくり「建築設計」 地域色豊かで環境的、使いやすくて長持。 そんな暮らしのデザインが大好きです。 社会の悩みを建築デザインのテーマにすると面白い! そんなことを考えながら今日もスケッチしています。建築(暮らし)のお話しあれやこれ... どうぞお楽しみ下さい。

2012年1月15日日曜日

春光の家 気密測定

 本日は、「春光の家」の気密測定です。おなじみDr.タギと愛用の測定機器。もちろん写真の右上に見えるラッパは気密がC:0.5cm2/㎡以下の高性能建物専用に使う小口径のもの。気密性能を表すC値が0.5を下回るような建物は通常の大きなラッパでは正確な測定ができません。いつも機械の測定限界ぎりぎりまで挑戦してくるしたたかな設計者専用の仕様といえばお分かりいただけるでしょう。(笑)ちなみに2005年くらいまではC値は0.7程度で大満足でしたが、ドイツのパッシブハウスやスイスのミネルギーハウスを学ぶにつれ私の意識も大きく変わりました。弱点となる部分のチェックや対処の方法等々を考えるのにあてる時間は大幅に増え、内装工事を終えるまでに確認につぐ確認をお願いするようになりました。

 M職長の気合の入ったテーピングたいへんきれいな仕事です。柱とサッシ下地の取り合い、サッシと柱の取り合い等々、テープを丁寧に増し張りして厳重に気密化してあります。

 入り隅コーナーの難しい柱廻りの処理。色付きビニールを選ぶのは重ね部分の色が濃く見えて、後からの確認がしやすいため。また厚さは必ず厚手のものを使います。

 特に注意を要するサッシと下地の角部分。他の現場がコーキングの充填のみで済ますところを、さらにその上からテープを折り返して止めている。ビニールの重ね部分が濃く見えて、しっかりと重ね巾が取られていることが見て取れます。

 実はコーナー部分のガラス一枚の寸法が合わなかったために、一時的に仮の単ガラスを入れて検査に臨んだ。本日の外気温は-10℃。トリプルガラスと単なるガラス一枚の性能がどれほど違うかよく分かるビジュアルが撮れたのでぜひご覧下さい!

 左が単ガラスで右がトリプルガラス。それも「銭函の家」で初めて用いた最強のDr.タギ仕様です。ちなみに断熱性能は10cmのグラスウールとほぼ同じです。

 引いて見るとその差は歴然。建物の省エネを考えるうえで熱に対する意識が欠かせないことがお分かりだとおもいます。ちなみに日本ではマンションの窓はいまだに単ガラスを外部に用いて室内側に樹脂サッシを組む前時代的な二重サッシ仕様が一般的。本州などは一見洒落て見えても、サッシ自体一重が未だに一般的です。温度の出入りの激しい開口部に対する配慮がもう少し進むと省エネばかりか快適性がぐっと増すのですが。

 Dr.タギの読み上げる数値に真剣に聞き入るチーム旭川の面々。
注目の結果は当初C:0.6cm2/㎡で全員かなりがっかり。徹底的に気密を行ったにもかかわらず思うように数値が伸びないことに納得がいかないM職長、思わず腕組みです。その後Dr.タギ氏のアドバイスにより漏気部分を全員で探すこと30分。柱の根元とサッシの取り合い、テラス戸のパッキンからの漏気を発見。対処後の測定ではなんと一気にC値が0.3cm2/㎡にUP、Dr.タギ氏の「これ0.2楽に行くね~」のことばに全員ホッ!と一息、その後思わず拍手でした。(笑)
N所長の、「Mよくやった!」の一言で緊張していた職長の顔に笑顔が戻り、全員にとって嬉しい測定になりました。

その後の打ち合わせも深夜に及び、お腹も空いたので最終列車を待つまで駅前食堂「中野藩」で定食を。この定食、実は出張帰りのお父さんに列車を待つまでの間に気楽に使ってもらおうと、食事にお酒を一杯付けて、12年前のオープン当事店主と一緒に考えたメニュー。1000円と1500円のバージョンがあり、1500円の方にはお刺身も付く。12年後に自分が楽しみにするとはなんとも不思議な感じです。もちろん料理の味はたへん美味しいのでぜひ一度ご賞味を。

さて今日はチーム全員にこの曲を贈ります。
原曲はプリンス.オブ.デンマークマーチ、日本ではトランペットボランタリーとして有名ですね~。

http://www.youtube.com/watch?v=n1n7WeuHCog

北25条の家 内装工事01

ほぼ壁の石膏ボードを貼り終わり、天井に取り掛かった「北25条の家」です。

階段は蹴込板(ケコミイタ)を傾けた作りでシンプルながらしっかり25cmの踏面(フミズラ)を確保します。小走りに二階に上がるときも蹴込板につま先をぶつけづらくなる優しい階段です。

「北25条の家」の調理用熱源はガス。器具の位置を計りながらコックの位置を確認します。

I型キッチンのために壁際に混合栓の蛇口や調理器具の電源、給排水管が集中します。これも流しが搬入される前に忘れや勘違いがないか確認しておきます。

作業中の背中が居間から丸見えにならないように、また調理器具や食器の置き場として背面にパーテーション兼用の収納を作ります。写真はその下地。

ユーティリティーからは階段が見えます。

すっかりおなじみになったカウンター掘り込みの手摺です。

雪がやんで久しぶりの青空。
今日は松田聖子でも!

http://www.youtube.com/watch?v=jWZaAkU2Fp8