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札幌市, 北海道, Japan
はじめまして。 北海道、札幌市で設計事務所をしています。 暮らしに最も近いものづくり「建築設計」 地域色豊かで環境的、使いやすくて長持。 そんな暮らしのデザインが大好きです。 社会の悩みを建築デザインのテーマにすると面白い! そんなことを考えながら今日もスケッチしています。建築(暮らし)のお話しあれやこれ... どうぞお楽しみ下さい。

2016年3月17日木曜日

東光の家 見学会のご案内





かねてより、「チーム東光」として取り組んでまいりました旭川市「東光の家」がおかげさまを持ちまして竣工を迎えます。この度、建て主さまのご厚意により見学会を催すこととなりましたのでご希望の方はお知らせ下さい。

たいへん恐縮ですが当日の混乱を避けるために見学会は事前にお申し込みをいただいた方のみとさせていただきますので予めご了承下さい。

■見学をご希望の方は1:住所、2:氏名、3:ご連絡先(携帯可)を記入いただき下記のアドレスまでお送り下さい。確認の後、地図を返信させていただきます。

連絡先 teste-ako.ao@dream.com(誤送信防止のためteste-以降のアドレスをお使い下さい。)

*:いただいた個人情報はご本人様確認以外には使用いたしません。
 

■東光の家とは?
 北海道らしさ溢れる間取りとして最近人気を増す「二階リビング型」。一方、従来から高齢化を気にするあまり、寒冷多雪地域の北海道であってもまだまだ「一階居間型」の間取りも多い。特に地方都市だと車の所有率も高く、そのままでは1階に作りたいものばかりになってしまい、結果的に二階は寝室くらいにしか使えないとなる。またガレージや物置を後から敷地内に増設するケースも多く、そんな理由からお馴染みの雑然とした住宅街のイメージに陥りやすい。そこで発想を逆転し大きな面積を必要とする居間部分(LDK)を緩い階段で二階に上げ、1階の空いたスペースにカーポートや物置を取り込む間取りを考えた。果たして緩い階段で二階に設けられたLDKは巨大な窓も相まって、とても明るく見晴らしもよい。

「西野の家Ⅱ2013」の二階リビング


札幌圏では数棟の実績があるこの「二階リビング型」だが、道北圏では「東光の家」がはじめての試みとなる。この間取りを実現する上で最大の懸念は道北圏特有の厳しい寒さだった。二階を居間とするこの間取りは吹き抜けと大きな窓(8畳~10畳)をセットにすると、とても開放的で気持ちがいい。半年近くも雪に覆われる地域であるからこそ、寒さや雪を気にせず貴重な冬の太陽を存分に室内に取り込めるとしたら・・・・・それはきっと北国の住人誰でもが抱く憧れといってもよいだろう。
「西野里山の家2013」の二階リビング


■超断熱サッシ(Wスキン4重ガラス)
具体的には札幌圏で使うことの多い希ガス入りのトリプルガラスでは性能的に不安なので、以前からアイディアとしてあたためていたWスキン構造の4重ガラスの開口部を地元のびえいからまつ共同組合と一緒に開発することとなった。一般的なトリプルガラスの場合だと開口部の性能を示すU値は概ねU:1.0~0.8W/㎡K程度。一方新開発の4重ガラスを用いた場合はU:0.5台も夢ではない。こうして居間に取り付けられる約8畳(3.6m×4m)の大開口を実現することができた。
「銭函の家2009」で採用したWスキンテラスドア。超断熱化によって必然的に生じる分厚い壁厚を利用して外開き戸と内開き戸を組み合わせ、シンプルに開口部の性能を上げる。ガラスは安価なペアでも性能はトリプルガラスを凌駕する。


■パッシブ換気
寒冷地の断熱建物にとって欠かせないのが計画換気と計画暖房。しかし道北圏の厳しい寒さは熱交換換気(一種換気)を凍結させ充分な解決策とはなり得ない。そこで超断熱化と気密化で建物自体を高性能な煙突に見立て、内外温度差で自然発生する煙突効果を利用して家中の換気と暖房を同時に解決できるパッシブ換気を採用している。「東光の家」ではさらに壁に取り付けたソーラーウオーマー(太陽熱集熱装置)で寒冷な外気を予熱してから床下に導入し暖房負荷の低減を狙っている。

■カラマツ材
美瑛産の唐松材を外装や内装、構造材に用いている。その他にも白樺や真樺材等、地域産の美しい木材を使用した。

性 能
■平成27年度地域型住宅グリーン化事業(長期優良住宅)
■北方型住宅ECOプラス
■フラット35S金利A仕様住宅
■Q値:1.1W/㎡K
■燃費:500L/年.灯油換算
■C値:0.2cm2/㎡

各部仕様
●インナーカーポート+玄関+物置
●パッシブ換気 (換気と暖房に自然エネルギーを併用する北海道産技術)
●薪ストーブによる炎の見える室内。
●道産カラマツ、白樺材による内装
●給湯と暖房(熱源:都市ガスによる潜熱回収型ボイラー)
●4重ガラス(Wスキン)、樹脂製断熱サッシ(トリプルガラス)
●超断熱がもたらす寒さのない穏やかな室内(300mm断熱)
●夜を楽しむ内照式照明、LED照明
●北海道産カラマツによる木貼の外装
●屋根はシート防水による無落雪タイプ
 
施 工
●株式会社 清水組 現場所長:菅野文治 棟梁:菅野和義、職長:菅野昇太
設備工事:株式会社 大林 担当:大林健太
●電気工事:株式会社 美詠 担当:浅野広道
 
サブコンストラクター
●断熱サッシ:びえいからまつ共同組合 平井正美
●20kg超高性能グラスウール:パラマウント硝子工業㈱ 松田三紘
●オーダーキッチン:クリナップ㈱ 直需事業部 石川一人
●製作家具:㈱匠 工 芸     桑原 強
●断熱ブラインド:P.Vソーラーハウス協会 深井萌似
●白樺積層合板:瀧澤ベニヤ㈱  瀧澤貴弘
●ソーラーウオーマー:㈱マツナガ 松永潤一郎
 
環境コンサルタント
●(有)タギ建築環境コンサルタンツ Dr. S.M.タギ
 
プロジェクトマネージャー
●山本亜耕建築設計事務所 山本亜耕