2018年2月3日土曜日

発寒の家Ⅱ 気密測定

 本日は、「発寒の家Ⅱ」の気密測定。元々、気密測定には有利な外張り断熱工法ですが、どのくらいの数値が出るのか楽しみです。
整流筒の音は非常に静か。まずは一安心...

薪ストーブの煙突廻りの気密が難しくて何回か目張りを調整してC値が0.2cm2/㎡。あっけなく終了しました。

写真はめがね石廻りの漏気に手をかざすK主任。

実は私の現場担当はT所長、K主任ともに女性なのです。対応もきめ細やかで実に丁寧。施工図も、もの凄くしっかり描いてくれるので、なんだか悪い気がします。
 
今日は現場で働くみなさんにMONDAY MICHIRUを贈ります。
今週もごくろうさまです!https://www.youtube.com/watch?v=tVs39jxsIlA
 

南幌まちなかの家 脱型埋め戻し

2/1(木)の南幌の空は晴れ上がり、凍てついていました。外気温は日向でも-10℃・・寒い
 
上の写真は-10℃の大気の中で、運び込まれた砕石が湯気を上げているところ。
 
カーポートの束石等は凍上しないようにスカート断熱を徹底します。
スカート断熱工法設計・施工マニュアル http://www.hro.or.jp/list/building/research/nrb/koho/pdf/gijutu/skart_manual.pdf

福永所長の寝ずの給油作戦が実り、脱型直前までテント内の温度は+5℃を維持できました。残すは、玄関ポーチ等の土間コンのみ、二月の建て方に向けて順調に寒中コンクリート工事が進行中です。
 
火災の危険があるジェットヒーターをあえて使わず、一般居住用の開放型ストーブを4台用いたマイルドな採暖養生。小出力の熱源を基礎の各所に配置することでコンクリートの初期強度発現に大切な空気温度を+5℃以上に保ちます。出力の大きいジェットヒーターの方が台数も減り、給油も楽ですが基礎各部の温度を等しく保ちながらマイルドに養生することを重視した現場所長の選択です。 
こちらは屋外の散水栓。しっかりとスカート断熱を行い凍結に備えておきます。
 
堀返した土砂は完全に凍結し既に人力で崩すことは出来ません。写真は掘削土の霜柱。カチカチです。
 
建て方に備えて一本、一本アンカーボルトの台直しです。
 
こちらは水滴のまま水が凍っているところ
 
空気中の水分が松の葉で結氷しています。

今日はJAZZTRONIKなんていかが
https://www.youtube.com/watch?v=M6X1yATr-Tw

2018年1月29~30日


断熱建物の価値を家計の側面から見える化できるシュミレーションソフト「EBIFIT」(エビフィット)
を開発している、一社)ミライの住宅さんご一行が29,30と札幌に見学に来られました。

ミライの住宅HP http://miraino.org/

今までも見学会は何度か行って来ましたが、今回から少々趣向を変えて見学ツアーを工夫してみようと思いました。大切にしたのは「地域のリアルを伝えること」。やみくもに現場数を増やすのではなく、自分が暮らす北海道、札幌という地域社会の家づくりを分っていただくのはどうだろう?見学者は、(設計者+地域工務店+地域の材木店)さんとのことなので、共通の話題を比較できるようにすれば、より楽しんでもらえないだろうか?と考えました。

二日間の工程は下記の通り。(但し、山本担当分)

●1月29日(月)
12:30~ 昼食(スープカレー/地元の名店を用意)

13:30~ 「澄川の家2014」訪問(300mm断熱+大開口+パッシブ換気)

15:00~ 「北海道庁建築指導課」訪問(信頼できる作り手紹介&家歴保存のしくみ:
       きた住いる。30年掛けて育ててきた住いの地域仕様:北方型住宅、地域工
       務店&建築家による住宅街づくり(南幌、みどり野きた住いるビレッジについて)

16:00~ 「一財)北海道建築指導センター」訪問(断熱建物の建築確認+評価業務や
        住い手&作り手向けセミナーについて。

16:30~ 「一社)北海道建築技術協会」訪問 
        (全国発の断熱技術者資格BIS、各種断熱工事のテキスト&マニュアル販売)

19:00~ 懇親会(お寿司とetc/小樽)

●1月30日(火)
10:00~ 「旧荒谷邸」訪問 1979年(第二次オイルショック)竣工。壁:250mm、
        屋根:400mmの断熱を行った、荒谷先生(当時の北海道大学教授)
        の自邸。現在の住い手であるタギ先生より日々の暮らしを聞く。

13:00~ 「平和の家」訪問 (住い手さんから暮らしぶりを聞く。パッシブ換気の排気
        動力を体験。)
14:30~ 「発寒の家Ⅱ」訪問(現在、施工中の外張り断熱による300mm断熱の現場)

15:30~ 「YKKAP石狩工場」訪問 (石狩工場とは、生産体制、YKK430開発秘話)

18:30~ 「手稲温泉ほのか」懇親会 (温泉健康ランド、室内は全室暖房で浴衣で
        館内を楽しむ、一般的なお風呂の他に岩盤浴やマッサージ、エステ、食堂
        、読書コーナー、仮眠室等々・・)

20:00~  各自解散(送迎バスで近傍の駅まで)

                               
北海道庁建築指導課にて、道内の建築行政、各種プロジェクト(南幌みどり野きた住いるビレッジ、きた住いるメンバーによる家づくり、北方型住宅について・・・担当のS主幹より説明を受けるメンバー)                            

完全防備でJR小樽駅に降り立ったメンバー。この日は街中でも-5℃。寒い・・
 
翌日の荒谷邸は快晴・・っというか放射冷却現象でこれでも外気温は-7℃・・寒い
 
いきなりTシャツで現れたタギ先生。そのまま建物の外部から説明を開始・・笑えました。
 
 
室内に入るとなにかが?? ハタ ハタしている・・・
 
まじか!!真冬に蝶々が・・・この他にも屋根にはリスが住んでいたり・・・断熱は動物達にも人気なようです。(笑)
 
今日はみなさんにTOTOを一曲。また来てくださいね~(笑)